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300体の羅漢像が圧巻!目黒【五百羅漢寺】行ってみた!ぶらり寺社巡り

更新日:

こんにちは!
つらたんです!

なんか最近、やたら天気悪いですねー(´・ω・`)

曇りや雨の日ばっかりだし、急に冷え込んでめっちゃ寒いし…

マジでほとんど太陽見てない気がするw

10月って基本雨の日少ないはずなんだけど、今年はなんなんだ一体…(´-ω-`; )

別に東京にいる分には雨でも曇りでもまだいいんですけど、

長野旅行中は、なんとか晴れてくれええええええ!!!(´°д°`)

って言うw

だって長野は寒いだろうし、雨なんか降った日にはマジで凍死レベルw

長野の神社仏閣で「陽の光を浴びながら、風を感じたい欲」と「気持ちよく自然の中を歩きたい欲」がすごいので、

神様!(;人;) 

仏様!(;人;) 

守護霊様!(;人;) 

ご先祖様!(;人;)

眷属の皆様!(;人;)

なにとぞwwww

なwwwにwwwとwwwぞwww

でもまあ、こればっかりはどうしようもないので、当日天気悪かったらその時はいざぎよく諦めますけどねw

 

さて、今回は目黒区にある「五百羅漢寺」をご紹介します!

こちらのお寺は、僕がよく参拝している「目黒不動尊 瀧泉寺」と目の鼻の先にあるお寺なんですよね。

参拝したのは今年の5月末なんですけど、なかなか記事に出来ないでいまして…(^ω^;)

ちなみにこちらのお寺は自由参拝ではなく、入館料を収める必要がある有料参拝の寺院となりますが、

一見の価値あり!!

人の気配も少ないお寺なので、ゆっくり羅漢像を見て回れます。

 

五百羅漢寺について詳しく書いていきたいと思いますが、先ずあまり仏教に詳しくないと、

そもそも羅漢ってなんね(´・ω・`)?

って感じだと思うので、先ずは「羅漢/らかん」が何なのかから説明していきますね(^ω^)




1. 羅漢(らかん)って何ぞ?

羅漢と言うのは、お釈迦様が入滅(亡くなった)後、第1回経典結集(生前に聞いた釈迦の教えを集める作業)のときに集まったという500人の弟子のことを指します。

羅漢は「阿羅漢/あらかん」を省略した言葉で、阿羅漢は梵語(サンスクリット語)の「arhat/アルハット」を音写した言葉です。

つまり、外来語になるんですけど、

元々はサンスクリット語で「アルハット」
 ↓
発音から音写して「アラカン」
 ↓
漢字で訳して「阿羅漢」
 ↓
めんどくせえから略して「羅漢」

みたいな?w

その五百阿羅漢を像にしたものが「五百羅漢像」と呼ばれています。

2. 五百羅漢寺の御由緒


葛飾北斎 冨嶽三十六景「五百らかん寺さざゐ堂」

五百羅漢寺の御本尊は釈迦如来。

元禄8年(1695年)に、松雲元慶/しょううん・げんけい (1648~1710年)によって創建されました。

松雲は京都出身で、22歳で仏門に入るまでは仏師だった為、元々彫刻はよくされていたそうなのですが、

お寺に祀られている約300体の羅漢像はすべて松雲が1人で彫り上げたものらしいです!

ひっ…ひとりで!?((( ;゚Д゚)))

祀られている羅漢像は高さ80~90cm前後の寄木造で、当初は536体あったそうですが、現在は羅漢像287体を含め305体が現存しているとのこと。

もはや「五百羅漢」ではないという衝撃の事実w

これらの像は、貞享4年(1687年)に松雲が40歳の時、江戸で資金を集め、独力で536体の群像を彫り上げたとのこと。

536体www

すっげえバイタリティ!!:( ºωº ; ):

なお、お寺は当初東京都江東区大島にあったそうですが、埋め立て地にあったためか度々洪水に見舞われて衰退し、明治時代になって目黒の地に移転した経緯があるそうです。

明治時代以降にめっちゃ衰退してしまいますが、江戸時代にはかなり有名なお寺だったそうで、葛飾北斎の「富嶽三十六景」のうちの1枚に「五百らかん寺さざゐ堂」があり、人々で賑わう五百羅漢寺から見る富士山が描かれています。

※冨嶽三十六景は葛飾北斎の代表作で、全46作品に富士山が描かれているシリーズもの。「神奈川沖浪裏」や「凱風快晴」が有名ですね(^ω^)


葛飾北斎 冨嶽三十六景「凱風快晴」


葛飾北斎 冨嶽三十六景「神奈川沖浪裏」

3. 五百羅漢寺へのアクセス

五百羅漢寺へのアクセスですが、東京急行目黒線 不動前駅からであれば徒歩10分、JR山手線 目黒駅からであれば徒歩12分くらいだと思います。

駅から大体1kmくらいですかね。

僕は目黒不動尊を参拝して五百羅漢寺に向かったんですが、本当に目黒不動尊と目の鼻の先なので、どっちのお寺に向かっても駅からの距離はさほど変わらないはずです。

たぶんw

4. 松雲羅漢像

目黒駅から山手通りという大通り沿いに歩いて行くと、突然目に飛び込んでくるのがこちらの「松雲羅漢像」

顔怖っわ!!Σ(゚д゚ ; )

特に目が怖っわ!!:( ºωº ; ):

めっちゃ見てはるwww

てか、肌が土気色!

というより土色!?

こちらの像は、明治時代に荒廃の一途を辿っていた五百羅漢寺を、昭和56年に再建・再興できたことを記念して、昭和61年に建立されたものらしいです。

夜とかひとりで歩いてて突然この像があったら、絶対声出るレベルwww

てか、像を見る限り、松雲ってイケメンで締まった身体してますけど…

ホントか?これw

5. 五百羅漢寺に到着!

やっと五百羅漢寺に到着!

えっ?なんか近代的www

パッと見「お寺」って感じではないですねw

あの黒いカーポートの屋根っぽいのが山門?

なお、画像左手には「不退法尊者(ふたいほうそんじゃ)像」があり、五百羅漢のうちの一人だそうです。

山門らしきものをくぐると、右手には「らかん亭」と「らかん茶屋」という飲食店がありました。

「お寺に屋台」や「神社に茶屋」は見たことがありますが、お寺に飲食店がデフォルトであるのは初めて見ましたw

階段を登ると、拝観受付があるので、ここで拝観料を納めます。御朱印もこちらで頂けます。

拝観料と拝観受付時間は以下の通りです。

・拝観料

大人300円
学生 (高校生以上)200円
65歳以上200円
障害者手帳を持っている方200円
中学生以下無料

・拝観受付時間

午前9時開門、午後5時閉門
※拝観受付は午後4時30分まで

 

拝観受付の窓口と向かい合わせの位置に手水舎があるので、拝観前に手水を済ませます。

で、手水の右隣にあるのが、こちらの像!

6. 庚申塔/こうしんとう(青面金剛と三猿)

僕的には初めて見る仏様です。

腰に猿が巻き付いてるし、なんか得体の知れないもの踏んでるしw

説明書きを見ると、この像は「庚申塔」と言うらしく、この塔には憤怒相をした青面金剛が、邪鬼を両足で踏みつけた図と、台座に三猿が刻まれているとのこと。

青面金剛は、身体が青、眼が赤、六臂に武器を持った金剛童子で、祈念すると病魔、悪鬼、悪霊を退散できると言われているそうです。

そもそも「庚申(かえるのさる)の日」とは、年や日を十干(じっかん)と十二支の組み合わせで表したもので、60日毎に巡ってくる「庚/かのえ」と「申/さる」の組み合わせになる日のことを指します。

分かり易く言うと、時計の長針が干支で、短針が十干みたいな感じ?

庚申の日には、眠っている人の体から三尸(三種類の虫)が脱け出し、その人の悪事を天帝に告げ、その人の命を縮められるという思想があった為、その日は眠らずに一夜を明かす風習があったんだとか。

庚申塔は、この三尸の害を防ぐために造られたんだそうです。

何も知らないと、そのままスルーですが、意味が分かると面白いですねw

僕的には自分の身体から虫が出てきた時点で、

なんの罰ゲーム!?(`・ω・´;)

って感じで発狂もんなので、もしその時代に自分が生きていたとしたら、寿命がどうこう以前の理由で確実に寝ない自信がありますw

てか、なんで像に彫られているのが三猿(さんえん/見ざる・聞かざる・言わざる)なのかな?
「申」なので「猿」が彫られているのは分かるんだけど、「三猿」である理由は?

と思って調べたら、「三尸虫」を封じるため、悪事を見ず、聞かず、話さない三匹の猿を出したなどの説もあるそうです。

なるほどー!(゚∀゚)

7. 羅漢堂と羅漢像

受付で拝観料を支払い、参拝順路に沿って羅漢堂に入ると、目の前にはたくさんの羅漢像が…!

しゅごい…(´°д°`)

でも、残念なことに羅漢堂内は撮影禁止なんですよー(´Д`)

なので、五百羅漢寺の公式サイトTOPページのキャプチャを貼っておきます。

圧巻でしょ!?(;゚Д゚)

実際の堂内はこんなに暗くなくて、むしろガラス窓と白壁で明るいですw

表情やポーズなどはすべて異なっているのがいかにもハンドメイドっぽい感じ。

てか、このクオリティの像を500体以上も彫り上げるって、その苦労は計り知れないですね!( ºωº ; )

 

さて、これら羅漢像の制作は、貞享年間(1684-88)に松雲が江戸浅草寺の支院に身を寄せ、彫刻をはじめたとのこと。

その後、十余年の時を経て本尊釈迦如来像をはじめとする五百体余りの像を完成させ、こちらのお寺が開かれたそうです。

でも、ここでひとつ疑問が。

最初に述べたように、羅漢は「釈迦入滅後の経典結集に集まった500人」なわけですよね?

なのになぜ日本人顔?

インド人じゃね?

とか無粋なことを思ってみたりw

まあ、当時インド人を見る機会とかないだろうし当然か…( 'ω' )

因みに、羅漢像を目の前にした時の個人的な感想としては、

なんか即身仏がいっぱいいるみたいだぁ…(´・ω・`)

でしたw

8. 獏王像 (白澤/はくたく)

さて、羅漢堂の出口には「獏/バク」の像が置かれていました。

こちらも撮影禁止だったので、トップのイラストと僕が五百羅漢寺で買ってきた「獏の根付鈴/500円」を見てそのお姿をご想像くださいw

実物の像は大体イラストや画像の根付鈴みたいな見た目なんですけど、やはり実物は

これよりずーっとキモイですw

まさに異形の者って感じ。
でも、なんとなく声はダンディでイケボそうな気がするw

そして目がガラス?だったので、目ヂカラが凄かった!w

特徴としては、ヒヅメのついた足を持つ馬のような体に複数の眼が付いており、頭部はオールバックにしたロン毛のおっさん…

そして表情はどことなく薄ら笑みを浮かべているというw

動物のマレーバクとか想像してると、ギャップにやられるレベルw

もはや「バク」とは一体…(´°д°`)

ってな感じですが、そもそも獏(ばく)は中国から伝わった伝説の生き物で、動物のバクは伝説の獏に似ているという理由で名前が付けられたそうなので、動物のバクと伝説の獏は関係ないみたいですねw

そして、この像も松雲の作だそうで、元々は本尊の後ろに「護法神」として安置されていたものなんだそうです。

獏は「人間の悪い夢を食い、いい夢を与えてくれるという神獣」ですが、さすがにこの外見で夢に出てこられたら間違いなく、

ふぎゃああああっ!

とか声が出ますw

9. 本堂

さて、羅漢道を出ると見えてくるのが、こちらの本堂です!

お…寺?( 'ω' )

なんかあまりに建物が近代的な感じなので、あまり寺院っぽさを感じないっていうねw

敢えて言葉にするなら「デザイナーズテンポー」ですかねw

因みに、こちらはどこにも撮影禁止と書かれていなかったので、2枚だけお堂には入らない位置から写真を撮りました。

なんか一見みんな黒いんですけど、よく見ると羅漢像によって色が付いてたり付いてなかったりしていたので、もしかすると元々羅漢像にはすべて彩色がされていたのかも知れないですね!

なお、本堂の脇には「羅漢おみくじ」なるものがあり、初穂料は100円でした。

さて、本堂の周りには様々な石碑や小さなお社などがあったので、そちらもご紹介していきます。

10. 再起地蔵尊像

本堂脇にひたすら大きなお地蔵様「再起地蔵尊像」が建っています。

再起への希望の灯、失意の人の再起の願いを叶えてくれるお地蔵様で、高さは3.5mもあるそうです。

11. 原爆殉難碑

こちらは昭和20年8月6日に世界で初めて投下された原爆被害者を弔う碑なのですが「劇団さくら隊」の方々が弔われていました。

巡業中だった「移動劇団 さくら隊」が被爆し、団員9名が悲惨な最期を遂げたそうです。

被爆した場所は爆心地から750mしか離れていない事務所で、最初に原爆症で亡くなった1号患者がこの劇団の女優さんだったとのこと。

この碑は、徳川夢声という1900年代前半に活躍したタレントの方によって、旧友の死を哀悼し、原爆という非人道的な武器を発明した人類の愚かさに永遠に抗議するため、昭和27年に建てらたそうです。

参拝順路を進んでいくと、亡くなった方々の顔写真や劇団の縁の品などの展示品を見ることが出来ます。

12. お鯉観音

こちらは昭和13年、羅漢寺の住職となった「安藤妙照」という尼さんが祀られているのですが、この方はかつて「お鯉さん」と呼ばれた美人の名物芸者だった方だったとのこと。

明治以降、五百羅漢寺は無住職となり荒廃していたそうですが、昭和13年に安藤妙照が入寺。

安藤妙照は第二次大戦前後の困難な時代に寺の維持に尽力されたそうで、「縁むすび」「芸能大成」を願い、特に女性の方がお参りにいらっしゃるそうです。

13. 天恩供養塔

この供養塔は、五百羅漢寺の檀家の方々のご分骨を収めている供養塔だそうです。

14. 御腰掛け石

本堂の手前にあるのが、こちらの御腰掛け石。

腰掛け石とは、神や天狗または歴史上著名な武将や高僧が腰かけたという伝説をもつ石なのですが…

説明書きによると

八代将軍・徳川吉宗は、四代住持・栄朝浄陽のとき、寺地として三千坪を寄進したり、桃や桜の木、藤棚を植えて境内の美観を整えるなど、羅漢寺の隆盛に尽力しました。

しばしば当寺を訪れ、境内に御茶屋を作り、遊猟の際の御膳所に定めました。

御腰掛け石は、大雄殿(本堂)の右前に、享保20年(1735)に造られたもので、吉宗が法問・聴聞するときには、御台石という標が立てられました。

とのこと。

結局、将軍吉宗が腰を掛けたのか掛けなかったのかよう分かりませんでしたw

 

さて、一通り参拝を済ませ、その後拝観順路に沿って「聖宝殿」へ。

通路沿いに展示されている「五百羅漢寺の歴史資料」や「さくら隊原爆殉難者の写真」を見ながら歩いて行くと、広い部屋に出ました。

そこは売店になっているようで、御守りやお札、絵馬、数珠などがたくさん置かれていたのですが、ある一角を見ると…

15. こ…これはwww!?

んんwwwww!?

なんぞこれwwwww

場違い感がハンパねえ!(´°д°`)

えっとですね、調べてみたところ、これは仏像をモチーフにした『ナヴァグラハ』と言うマンガらしく、主人公が仏の化身となって悪と戦う物語だそうです。

五百羅漢像に感動した声優さんが、その後、ラジオや雑誌取材でたびたび五百羅漢寺を紹介したそうで、これを契機にファンの参拝が増え、寺では声優のサインや写真の展示の他、ファンを対象とした拝観説明会も始めたとのこと。

なんだろう…

神田明神を彷彿とさせるw
関連記事:ぶらり寺社巡り!東京の二次元神社【神田明神】行ってみた

いや、いいんだけどさ、別にw

ただちょっとビックリしただけですw

16. 五百羅漢寺の御朱印

こちらが、五百羅漢寺で頂いた御朱印です。

かっこいい御朱印ですねー!(^ω^)

薄墨で書かれた梵字もイイ!!(・∀・)

右が通常の「五百羅漢尊」の御朱印で、左が酉年にちなんだ平成29年限定「波羅蜜尊」の御朱印です。

もうすぐ今年も終わってしまうので、平成29年の限定御朱印を今年中に記事に出来てよかったw

波羅蜜(はらみつ)とは、サンスクリット語のパーラミターが語源で「完全・最高」という意味だそうです。

初穂料はそれぞれ300円。

また、御朱印を頂くと以下のような御判も一緒に頂けますよ!(^ω^)

ちなみに、僕が参拝したのは5月28日だったのですが、日付が間違ってました…(´・ω・`)
(毎月28日は不動明王の縁日で、この日目黒不動に行ったのでよく覚えてるw)




以上、目黒にある「五百羅漢寺」をご紹介しました!

羅漢堂内が撮影禁止だったのであまりメインの羅漢像はご紹介出来なかったのですが、実物を見るとリアルに目の前に人がいるみたいな感じ!

しかも数がすごいので、本当に圧巻です!

松雲さん、二本の手だけでホントによくここまで彫ったなあと思いますw

きっと想像もできない大変さなんだろうなあ…(´・ω・`)

これだけの羅漢像を目の前で見れる場所ってそう多くないと思うので、気になった方は是非参拝してみてくださいね!

ではまたー!

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天恩山 五百羅漢寺
〒153-0064 東京都目黒区下目黒3-20-11
TEL:03-3792-6751

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