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「目の薬師」と呼ばれる有名寺院!中野区【新井薬師 梅照院】に行ってみた!ぶらり寺社巡り

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こんにちは!
つらたんです。

えー、今回は中野区にある「新井薬師 梅照院/あらいやくし ばいしょういん」をご紹介したいと思います。

恐らく行ったことがない方でも「新井薬師」という名前は聞いたことがある方も多いんじゃないかな?

まあ、僕が神社仏閣に興味を持つ以前から名前だけは聞いたことのあるお寺だったので、もうそれだけで有名ってのは明白っていうねw

東京では有名なお寺ですし、一度行ってみたかったんですよー♪(^ω^)

てか僕は普段、お寺っていうと不動尊や豊川稲荷に行くことがほとんどなので、薬師如来がメインのお寺って今回初めてだと思いますw

行ってみた感想としては、すごく静かで落ち着いた雰囲気のお寺でした。

ここも前回記事にした品川神社同様、緑の多い季節に参拝したいお寺ですね(*´ω`)

緑と木漏れ日と静かなお寺…

もう、どうあがいても癒されるしかねえ!( ゚д゚)カッ!

っていうw

それでは、先ずはお寺のご由緒から!(・ω・)ノ




1. ご由緒


明治時代の新井薬師 (出典:なかの写真資料館)

新井薬師は、奈良県にある「長谷寺」を総本山とする真言宗豊山派の寺院で、正式名称を「新井山 梅照院 薬王寺」と言います。

創始は不詳だそうですが、寺伝によると鎌倉末期、現在の神奈川県からこの地にやって来た「行春/ぎょうしゅん」という僧によって、天正4年(1586年)3月21日に開基されたと伝えられているとのこと。

え、具体的な日付まで分かってるってのがすごい!(´°д°`)

今年(2019年)の3月21日で、433周年ですねw

そして、その創建の経緯がまた面白くてですねw

行春は当初、この地を修行場として選び、草庵(藁・茅などで屋根をふいた粗末で小さい家)を建てたそうなのですが、庭に植えられていた梅の木が毎晩光るという現象が起こったそうです。

不思議に思い、その木を調べてみると…

なんと根元から薬師如来像が見つかったんだとか!

その薬師如来像は、この地の武将:新田家の守護仏としてお城に祀られていたものだったそうですが、戦乱中にお城から光を放って消えてしまったとのこと。

で、梅の木から見つかったこの像を安置するために、行春が建立したお堂が「新井薬師」のはじまりなんだって。

なるほどぉ~( 'ω' )

梅の木が光って、薬師如来が現れる…

だから「梅照院 薬王寺」なんですねー!

また、このお寺がある新井という地名は、古文書「新井埜草別調」によると、どこを掘っても良質の水が出て、新しい井戸を作れる地であることに由来するんだそうです。

新しい井戸で「新井」…

てっきり、新井さんという人がこの地を支配していたからだと思ってたあー(´°д°`)
↑単純w

2. 御本尊


※新井薬師のパンフレットより切り抜き

新井薬師の御本尊はもちろん!

薬師如来!!

かと思いきや、実はそれだけではないんですよー( ・ω・)

こちらの御本尊は「薬師如来」と「如意輪観音」の二仏なんです。

秘仏になっている御本尊は表が「薬師如来」、裏が「如意輪観音」という二仏一体の黄金仏になっていて、12年に一度、寅年にのみ御開帳されるとのこと。

薬師如来は寅年の守護仏ですからねー(^ω^)

さらにこちらの像は「弘法大師 空海」の作と言われてるんだとか。

僕のブログでは不動明王以外について触れることが少ないんで、御本尊についてザックリ説明すると…

薬師如来人々を苦しみから救い出すために「十二大願」という12の誓願を立て、苦行を行った末に病や苦悩を癒す力を得られた仏様。
全ての衆生を病疾から救い出してくださるとされている。
如意輪観音六観音のうちの一仏。
手に持つ如意宝珠と法輪の力をもって一切の願望を満たし、衆生を苦しみを救ってくださる仏様。

という、どちらもありがた~い仏様です(^ω^)

特に新井薬師の薬師如来は、徳川2代将軍:徳川秀忠のお子さんがこちらの薬師如来に眼病平癒を祈願したところ、たちまち回復したことから、眼病治癒の御利益があるとされている仏様でもあります。

更にこちらのお寺には十二神将」という神様も祀られています。


※新井薬師のパンフレットより切り抜き

「十二神将」というのは、薬師如来を守護する12柱の神様のこと。

では、なぜ薬師如来を守護する必要があったのか?( 'ω' )

つーことなんですが、実は薬師如来が「十二大願」という12の誓願を立てた際、色々と妨害があったそうなんです。

妨害したのは、その誓願(人々の救済)が叶ってしまうと困る魔の存在ですね。

その妨害から薬師如来を護るために、魔の存在と戦った12体の善神がこの「十二神将」なんだそうです。

でも残念なことに、新井薬師に祀られている十二神将の像は、明治元年の大火で焼失してしまったそうなんですよね…(´;ω;`)

でもご安心あれ!!

平成25年(2013年)、145年ぶりに十二神将の像が再建され、毎月8の付く日(御縁日)に本堂で見ることが出来るそうです!(^ω^)

本堂内は写真撮影もOKだそうですよ♪(^ω^)

3. アクセス

さて、新井薬師へのアクセスですが、西武新宿線「新井薬師前駅」南口から徒歩6分くらいでした。

JR中野駅からも行けるっちゃ行けるんですが、徒歩で15分くらいかかっちゃうんですよね(^ω^;)

なので僕は、新井薬師駅からお寺に向かったわけなのですが、南口から出ると…

( ゚д゚)ハッ!

\ジュワ~/

ぐぅっ!!(つω<。)

なんという飯テロ!!

駅出口、しかも絶対通らなきゃならない道沿いでこんな仕打ちを受けるなんてっ…!

ぐおおっ!!

こんなあからさまな誘惑(マーケティング)なんかに…

ワイはっ…

ワイは負けへんでえええええっ!!(#゚д゚)

(帰りに15個入り買いましたw)

4. 新井薬師に到着!

さて、駅から歩くこと5~6分、「新井薬師」に到着しました!

おお、なかなか落ち着いた雰囲気のお寺ですねー(^ω^)

そしてこちらが「山門」ですね。

全然大きくなくて、かなり質素な山門です。

僕の勝手なイメージですが、新井薬師って知名度あるじゃないですか。

なので、もっと観光要素が強くて、観光客や参拝者でごった返してんのかと思ってましたw

山門ももっとこう、

鮮やかな装飾と朱色がドーーーン!

みたいなw

なので、良い意味で裏切られた感じですねー♪

僕は豪華絢爛よりも、こういうほうが好きなので(^ω^)

山門をくぐると、広々とした境内が広がり、正面に本堂が見えます。

都内とは思えない、すごくスッキリとした境内ですよねー(゚∀゚)

早速手水をして本堂へ向かうのですが、

こちらの手水舎もちょっと変わっていて、蓮の花のデザイン!!

こういう形の手水は初めて見ました( 'ω' )

ザ☆仏教!!

って感じ!w

5. 本堂

こちらが新井薬師の「本堂」になります!

こちらの本堂は「瑠璃殿」と呼ばれていて、縁日(8の付く日)には本堂内部を見学することが出来ます。

上の写真を見ると、右上と左上に少しだけ十二神将の像が見えます。

ぱっと見、そこそこ古そうな建物ですけど、説明書きもなかったしネットで情報も出てこなくて、いつ建立されたものか分かんなかったんですよね( 'ω' )

でも、境内の一角にこちらの「本堂再建供養塔」ってのがあって、

こちらの説明書きに、

「明和元年(1764年)寺院が焼失、安永8年(1779年)春、本堂の落成(完成)に至った」

って書かれていたんです。

なので、

もしかして安永8年当時に造られた本堂まんま!?(゚∀゚*)

とか一瞬ワクテカしたんですが、それにしては建物が新しいしなあ…とw

で、調べてみたら、昭和20年に戦災を受けた新井薬師の境内はこんな感じだったんだって。


昭和20年 戦災を受けた新井薬師境内 (出典:なかの写真資料館)

うおお…壊されまくってるぅ…Σ(゚д゚ ; )

なので、現在の本堂はそれ以後に再建されたお堂なんでしょうね。

ああもう、戦争ってやつは…(´;ω;`)

文化も歴史も人の命も、ただ奪うだけの戦争ってのはホントけしからんですね。

さて、本堂でご挨拶を済ませ、続いて境内を見て回ります。

6. 不動堂とお願い地蔵尊

こちらは山門入ってすぐ右側にある「不動堂」です!

お不動様、キタアアアアアアアアアッ!!(゚∀゚*)

お不動様ラブな自分としては、不動堂があると無駄にテンションが上がりますw

で、いつもお参りしつつ、お堂の中を覗きたくなっちゃうんです、これがw

さてさて、こちらにはどんなお不動様がいらっしゃるのかな~と思い、お堂の中を木戸越しに覗いてみると…

あれ?民家の和室?(´・ω・`)

祭壇に不動明王像が見えなかったのはまあいいとして、

なぜ右側にこたつがwwwww

田舎のばあちゃん家かっ!!w

なんだろう…

みかんが置いてあっても不自然に感じないくらい庶民感がすんげえのなんのw

お堂にこたつって初めて見たわw

不動堂外側の右側には、お地蔵様の身体に柄杓で水をかけ、治してほしい部分をたわしで擦って治癒を願う「お願い地蔵尊」が、そして左側には「水子地蔵尊」がありました。

7. 薬師霊堂

こちらは山門入って左側にある「薬師霊堂」です。

二重の塔になっていて、境内では抜群の存在感でした(^ω^)

てか、建物の名前からこちらにも薬師如来がお祀りされているのかな~とか思ってたんですが、中には「阿弥陀如来」「閻魔大王」がお祀りされているとのこと。

え?(´°д°`)

なぜこの建物名にしたしw

霊堂前には、真言密教の宗祖「弘法大師像」と蓮の花を手にした「観世音菩薩像」もありました。

8. 白龍権現水

正面の山門側からだとちょっと分かりにくいのですが、本堂の横道から奥に行くと「大悲殿」という葬儀場があり、その建物の一角に新井薬師で有名な名水「白龍権現水」があります。

こちらは「白龍が導いたと伝わる大井戸」で、飲用できる水とのこと。

実は新井薬師の目と鼻の先に「新井薬師公園」という公園があるのですが、その公園の瓢箪池は古来「水垢離場/みずごりば」として使われ、そこに安置されていた不動明王を白蛇が守護していたんだそうです。

水垢離ってのは、神仏に祈願する前に、身を清めて穢れをとり除くことですね( 'ω' )

しかし公園を造成する際に、

なんと瓢箪池の湧水が枯渇!!( ºωº ; )
(現在の池は汲み上げた水とのこと)

その後、昭和35年に不動堂が建立され、瓢箪池の白蛇を供養するため「明王の使者:白龍権現」として祀ったそうな。

そして「大悲殿」の建設に際し、整地を行っていたところ、地下2m程のところに御影石に保護された

こちらの大井戸を発見!!(゚∀゚*)

これこそ権現の導きであったと伝えられているそうです。

なるほど…

それで「白龍権現水」…(´°д°`)

また、住職の夢枕に不動明王が現れ、

「大悲殿に聖観観音菩薩を迎えて、井戸の冷泉を閼伽水として衆生に施さば、即ち利益増長、抜苦与楽せん」
意訳:大悲殿に観音菩薩を祀って、井戸の水を人々に分け与えれば、仏の慈悲により人々の苦が取り除かれるよ

とお告げがあったんだとか。

実は僕、最初に裏から境内に入っちゃって、偶然にも最初にここで手水しちゃったんですよw

てか、その時は普通に手水舎かと思ってたwwwww

なので、さすがに飲んだりはしなかったんですけど、このお水でしっかり禊はしてたんですよねw

正面から入って来てたら、間違いなくスルーしてたわw

ふう、あぶねえ、あぶねえ…(´-ω-`; )

こちらは本堂よりも奥にあり、正面の山門から入ると本当に気づきにくいのでご注意を(^ω^;)

また、ここ以外にも境内には井戸があり、そちらでもお水取りが出来ます。

境内には立派な鐘楼があるのですが、

実はこの鐘楼と手水舎の間に、ポンプ式の井戸があります。

上の画像の右側にちょっとだけ写ってますねw

こちらの井戸は一般に開放されているそうなんですが…

こっちは力の限りスルーしてもうたああああああっ!!( ºωº ; )

ああ~、やっちゃったよねえ…(›´ω`‹ )

全然下調べして行かなかったからねえ…

まあ、今さら悶絶しても後の祭りなんだけど…

この井戸には多くの人が水を汲みに来るそうで、確かにお寺を参拝した時、手水舎の裏に次から次へと人がやって来てたんですよね。

でも、

お年寄りがなんかやってんなあ( 'ω' )

位にしか思いませんでしたw

こちらの水で眼を洗ったら「病気が治った」という言い伝えもあるそうなので、お水取りをしたい方はペットボトル持参で!w

因みに、手水舎を撮った写真には、後ろで水を汲んでいる方がガッツリ写ってましたw

9. 十六歳聖徳太子像

こちらは、白龍権現水の井戸の近くにある「聖徳太子像」です。

この像は16歳の姿の聖徳太子を象った銅像で、中野区の左官業組合が技能向上を願って設置されたものとのこと。

因みに、聖徳太子が日本仏教の開祖ってのは有名ですが、

なぜ、左官の技能向上で聖徳太子なん?(´・ω・`)

って思いますよねw

実は、聖徳太子って「大工の元祖」としても崇められてるんだとか。

大工道具として欠かせないモノサシ、これを日本に広めたのが聖徳太子なんだってw

そこから、大工、木工、左官、鍛冶といった職人さんから聖徳太子が信仰されるようになったんだそうです。

はあー、それで聖徳太子像なんですねー(^ω^)

10. 御朱印・御朱印帳

そしてこちらが新井薬師で頂いた「御朱印」になります!

ふおおおおおおおおっ!o(゚∀゚)o

達筆うううううううっ!!

いやあ、一度でいいからこんな字書いてみたいわあwww

志は300円でした。

そして、こちらが「新井薬師オリジナルの御朱印帳」です。

お寺の名前にもあるように、梅をあしらった御朱印帳なんですね(^ω^)

志は御朱印入りで1,500円です。

また、社務所には薬師如来の御利益にあやかるものも!

例えば、目に御利益があるとされる「めめ絵馬」や、

こちらも眼病平癒のための「めめ絵馬鈴守/700円」

そして「めぐすりの木」というお茶、「薬師湯」という黒糖入りのショウガ湯なんかも置かれていました。

やっぱ御本尊が「薬師如来」というだけあって、全体的に病気平癒を願う授与品が多いみたいですね(^ω^)




というわけで以上!

中野区にある「新井薬師 梅照院」をご紹介しました!

こちらのお寺は歴史も去ることながら、ひとつひとつの由緒が結構明確なので、頭に入れながら回ると面白いと思います。

例えば、新井の地名と井戸とか、十二神将のこととか、白龍権現水と薬師寺公園とかね(^ω^)

てか、こちらのお寺って「眼病平癒」の御利益がある薬師寺じゃないですか。

僕ね、今年の免許更新で「眼鏡等」が初めて付いちゃったんですよ!(´Д`; )

視力がめっちゃ落ちてて。

なのに、

すっかり眼の願掛けすんの忘れてたよね☆(・ω<)

ほんとアホだよねー、自分w

何しに行ったのかとw

なんか普通に「健康でありますように!」的な、雑~な感じの願掛けだった気がするw

なので、次回改めて参拝した時には、しっかり眼についてお願いしようと思います!w

ではまたー!

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新井薬師 梅照院
〒165-0026 東京都中野区新井5丁目3-5
TEL:03-3386-1355

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