こんにちは!
つらたんです。
毎日東京のコンクリートジャングルに囲まれ、癒しの少ない日々…
たまには都会の喧騒を抜け出し、心身共にリフレッシュしたい…
という訳で、行って参りました!(`・ω・´)
東京でも自然豊かな癒しスポット「高尾山薬王院」!
今回は特に呼ばれたとかではないんですけど、以前記事に書いた浜松の秋葉神社みたいな場所だとネットで知り、行ってみたくなっちゃいましてw
関連記事:ぶらり寺社巡り!浜松【秋葉山本宮秋葉神社】行ってみた その1
まあ、秋葉神社ほどガチな登山という訳ではないので、ハイキング的な?
とは言え、飯縄権現という天狗様が祀られた、山岳信仰の霊山ですからね。
もちろん、高尾山頂上までの山道は修験道です。
高尾山薬王院(たかおさんやくおういん)とは 東京都八王子市の高尾山にある寺院で、関東三大本山のひとつ。 |
目次
1. 高尾山へのアクセス
高尾山の最寄り駅は、京王電鉄高尾線「高尾山口駅」となります。
自宅の最寄り駅からだと大体1時間ちょっと (乗り換えが3回位) かかります。
日曜日ということで結構人が多いんじゃないかと思い、早め (朝8時頃) に出発。
9時半頃に駅に着いたんですが…
人…多っ!!( ºωº ; )
うはー、9時半じゃ遅かったか…
7時とかもっと早朝に現地に来て、静かにゆっくり登ればよかった…(´・ω・`)
もうこの時点で、人混み苦手センサーがキャパオーバーですw
まあ、でも周りを見渡すと、自然がめっちゃ豊か!
青い空、白い雲、川のせせらぎ、吹き抜ける風…
ここは本当に東京か…?
まあ、実際はここに「人のガヤガヤ声」が加わるんすけどね…(´・ω・`;)
2. 表参道から登山開始!
さて、いよいよ山を登ってお寺に向かいます。
駅から5分ほど歩くと、リフトとケーブルカーの駅があり、右側の道が登山道です。
てか、リフトとかある時点で「秋葉山」とは難易度ぜんっぜん違うわw
もちろん、僕は自然の中を歩きたいので山道を行きます!
うはあー、やっぱり自然は良いですね~♪o(゚∀゚*)o
特にこの時期は鮮やかな新緑が陽に透けて、めっちゃキレイ!
見たところ、紅葉の木がとても多かったので、秋に来たら最高でしょうね!
そのぶん、人も凄そうだけどな…(´-ω-`;)
あと、秋葉山と大きく異なるのは、足場が舗装されていること。
なので、お年寄りもたくさん来ていて、普通に杖ついて登っていたのが印象的でした。
まあ、高尾山は標高も599mと秋葉山の約半分!
しかも山道は舗装済み!
登山時間も一時間ほどだし、秋葉山のでこぼこ道を2時間かけて登った僕にとっちゃ
楽勝おおおおっ!
ではなかった…(゚ω゚ ; )
途中までは良かったんですけど、中腹からめっちゃ急勾配www
ぜえぜえ言いながら中腹を抜けると、やっと比較的平坦な道になりました。
分かりやすく言うと、
- 登り始め → 楽チン
- 中腹 → 鬼
- お寺までもう少し → 楽チン
みたいな感じかなw
てか、山道を歩いてて気づいたのは、
この山は木々が素晴らしい!!
高尾山は樹齢が400年以上ありそうな大木が、山の低いところからゴロゴロ見られます。
山道脇に普通にぶっとい木が生えてるんですけど、本来ならばしめ縄がされて神木扱いされるレベルw
秋葉山は山の上のほうにしか大木はなかったので、大木の数で言えば高尾山のほうがずっと多いかも。
という訳で、ここいらで撮りためた木の写真をば!
いい感じでしょ?(^ω^)
途中通りすがりの子供に、
「(お母さんに向かって) ねえ、なんであの人写真撮ってるの?」
訳:なぜあのいい歳した大人は、特になにも見るべきものがない場所を、わざわざ写真に収めているのか?(変人を見る目)
とまで言われた甲斐がありました。
木の枝に向かって、低姿勢で写真を撮っている僕の姿は、さぞかし子供の目には怪しく映った事でしょう…
ほっとけ!!
意外とガラスハートなんだぞっ!!
3. 蛸杉 (たこすぎ)
山道の途中にはいくつか石造りの仏像なんかが点在しているのですが、中でも圧巻だったのがこれ!
「蛸杉」です!
写真に人が写っているので比較できると思うんですが、太さがハンパない!!
「樹齢どんだけ!?」的な太さです!
どうやら、以前山道を整備する際に伐採しようとしたらしいのですが、一晩で山道側に伸びていた根っこが邪魔にならない位置まで動いていたらしく、その根っこの形がタコっぽかったから「蛸杉」なんだそうです。
結構安直な名付けwww
てか、こんな立派な木を伐採しようとすんなや!
っていうw
ちなみに、高尾山の山道中腹からの眺めはこんな感じです。
4. 浄心門
50分位登り続けていると、前方に門が見えてきました!
こちらは「浄心門」と言い、ここから道の両脇に赤い灯篭が立ち並んでいたので、どうやら浄心門からがお寺の敷地内のようです。
門をくぐると、早速お堂を発見!
5. 神変堂 (じんぺんどう)
こちらの神変堂には、修験道の祖といわれる役行者(えんのぎょうじゃ)が祀られており、「健脚祈願・腰痛平癒」の御利益があるそうです。
親父が腰痛を持っているので、親父の腰が良くなるようお願いしました。
参拝を済ませて更に先に進むと、道が二手に分かれていました。
なんか左の階段があるほうに何かありそうだったので、左に向かうことに。
階段を登ると、
目の前に謎のモニュメントが!
6. 苦抜け門
この小さな入口のような石の門。
良く見ると、「苦」という字になっています。
左に書かれた「三密の道」とは、石碑にこう書かれていました。
「三密とは」仏教では人間の日常生活は、身 (身体)、口 (言葉) 、意 (心)の三つの働きから成立つていると考えられております。 これこそが煩悩の元であり、身業、口業、意業の三業であるといわれます。 この三密の道を歩く時、煩悩 (わずらい、なやみ) を消すことを心に念じて歩いて下さい。 |
あとで調べたら、ここも高尾山のパワースポットのひとつと言われているらしく、どうやら、戦没者の慰霊塔があるらしいので、行ってみることにしました。
細い階段を登っていくと、なにやら白い建物が!?
7. 高尾山 仏舎利奉安塔
なんか異国情緒を感じる建物だなあとか思っていたら、こちらはタイ王国から贈られた仏舎利が奉安されている仏舎利塔だそうで、1956年にタイの仏塔スタイルを模して建立された仏舎利塔なんだそうです。
タイと高尾山にこんな繋がりがあるなんて意外でした!完全に予想外w
石碑には「日泰親善」と書かれていました。
また、「高尾山 仏舎利奉安塔」の敷地内には、塔以外にも多くの慰霊碑や仏像、石碑などが配されていました。
(1) シベリア抑留者慰霊碑
シベリア抑留者とは、第二次世界大戦でソ連軍が侵攻・占領した満州において、ソ連軍が逮捕した日本人 (民間人や当時日本国籍だった朝鮮人) を、ソ連 (今のロシア) が主にシベリアやモンゴルに労働力として移送し、奴隷のように強制労働させられた方々の事ですね。
いくら時代が戦争真っ只中だったとは言え、今の日本人には想像できないほど過酷だったと思います。
どうか心安らかにあって欲しいですね。
(2) 硫黄島戦没者慰霊碑
硫黄島の戦いは映画にもなっているのでご存知の方も多いと思いますが、1945年2月にアメリカ軍が行った上陸作戦のことですね。
アメリカ軍の硫黄島への上陸を阻止すべく、日本軍が海岸線で攻防した戦いです。
当初、アメリカ軍は「5日間で陥落できる」と目論んでいたそうですが、日本陸軍が地下壕を駆使したゲリラ戦で米軍を翻弄し、37日間も戦い続けたという過酷な戦いだったそうです。
(3) 高尾山 飯縄大権現像
飯縄権現 (いづなごんげん) とは、白狐に乗った剣と索を持つ烏形の天狗様で、伝承地は「長野県飯縄山」と、こちらの「東京都高尾山」らしいです。
権現の名前にもなっている「飯縄」は、飯縄山にこもった行者が山頂の砂を食べながら修行していたという伝説から、飯砂山が転じて飯縄山と言われるようになり、名前の由来となったそう。
調べてみたところ、
「飯縄大明神は不動明王の化身とされ、高尾山薬王院の御本尊であるこの飯縄大権現は、不動明王を仮の姿として衆生を救済する徳を持った仏神といえる」
という記述を見つけました。
あ、不動明王と繋がった…( ゚д゚ ; )
特に予め調べて来たわけではないですけど、
守護神は不動明王だし、
先月は秋葉大権現が祀られた秋葉神社に参拝したし、
権現様って不動明王そっくりだし、
縁のある松乳山の聖天様も豊川稲荷のダキニ天様も権現様と同じく白狐に乗ってるし、
やっぱ呼ばれたのかなあ、これw
(4) 高尾山 釈迦仏伝四相図
こちらの石板には、お釈迦様の一生(生誕、降魔成道/ごうまじょうどう、初転法輪/しょてんぼうりん、涅槃/ねはん)の4つのシーンが描かれていました。
本で読んだので大体の内容は知っていました。
ざっくり言うと確かこんな感じ。(違ってたらスマソw)
- 生誕
インドのシャカ族という貴族の女性が白い象の夢を見て、その後、脇の下から釈迦を出産!w
生まれた後すぐ「7歩」歩いて、絵のように片腕を上げて「天上天下唯我独尊!!」つって爆誕したシーン。
この絵は、4月8日の花祭りでもお馴染みですねw
関連記事:4月8日はお釈迦様の誕生日だって知ってた? - 降魔成道
出家した釈迦が6年間ほとんど飲まず食わずで座り続けると言う苦行を行ったシーン。 - 初転法輪
釈迦35歳の時、菩提樹の木の下で悟りを開いたシーン。 - 涅槃
釈迦80歳の時、2本の沙羅双樹の木の間で横たわり入滅した (亡くなった)シーン。
たぶんこんな感じだったはず (希望)
(5) たくさんの仏像
他にもたくさん仏像や石像があったので、まとめて写真だけ載せていきますね。
1箇所ずつ全て回ってお線香をお供えし、命を懸けて国を護った先人の方々への御礼と、最近北朝鮮情勢が宜しくないので、二度と戦争が起こらぬようお願いしました。
僕、お寺を参拝するときは一応お線香とチャッカマンを携帯してるんですよ。
もちろん、お寺に売られているお線香があればそっちを買いますけど、こういう場所がたまにあるのでその時用です。
さあ、仏舎利奉安塔を出ると、もうお寺は目前!(`・ω・´)+
この辺りになると、しめ縄の巻かれたご神木をたくさん目にすることが出来ます。
そしてついに…!?(゚ω゚ ; )ドキドキ
というところで、続きは次回!
お寺はお寺で見どころが多かったので、また長くなっちゃうからね(^ω^;)
ちなみにお寺で引いたおみくじでビックリすることがありました!
その辺りも次回書いていきますね。
ではまたー!
高尾山 薬王院
〒193-0844 東京都八王子市高尾町2177
TEL:042-661-1115