こんにちは!
つらたんです!
「お不動様ラブ」
を豪語している僕ですが、先日ある事に気が付きまして…
そう!
最近めっきり不動尊に行ってない!!( ºωº ; )
いやいや、全く行っていなかったというわけではないですよ?
目黒不動尊とか、何度か行っている不動尊には行ってますしw
つまり、新しい不動尊開拓を全くしていなかったってことですw
成田山新勝寺とか、高幡不動とか、飛び不動とか、行ってみたい不動尊はいっぱいあるんですけど、いやはや何と申しますか…
すっかり忘れてたよね☆(・ω<)
という訳で、今回行って参りました!
世田谷区にある「等々力不動尊/とどろきふどうそん」!!
ここと高幡不動は以前から行きたいなと思っていたんですよね♪
今回実際に行ってみたら、東京のくせに緑と水に囲まれたすごく癒されるお寺でした!(褒めてる)
ここは是非記事にせねば!
と、謎の使命感に襲われたので、詳しくご紹介していきたいと思います!
目次
1. 御由緒
等々力不動尊の正式名称は「滝轟山明王院/りゅうごうさんみょうおういん」と言い、御本尊はもちろん不動明王です。
平安時代末期、紀伊国(現在の和歌山県と三重県の一部)にある根来寺の興教大師が霊夢を見て、武蔵国に不動明王像を安置する場所を探していたところ、等々力の滝を見て霊地と悟り、不動堂を創建したのが始まりだそうです。
このお寺の不動明王像は1300年前の作で、修験道の開祖とされ「役行者/えんのぎょうじゃ」とも称される飛鳥時代の山岳修行者「役小角/えんのおづの」が自ら彫ったものと伝えられているとのこと。
現在は近くにある1470年創建のお寺「満願寺」の別院となっており「関東三十六不動尊霊場」の第17番に指定されています。
お寺の周辺には等々力渓谷があり、23区内では珍しい豊かな自然に囲まれたお寺です!(^ω^)
2. アクセス
等々力不動尊へのアクセスですが、東急大井町線「等々力駅」南口から徒歩8分くらい。
いつものように人の少ない早朝に参拝したかったので、朝7時に等々力駅に到着!
寒いけど、朝の空気が気持ちいい!(*´Д`)
等々力不動尊は道路沿いの山門から入るルートと、等々力渓谷を通るルートがあるんですが、僕的には断然「渓谷を通るルート」をおすすめします!
駅から南に少し行くと「等々力渓谷入口」の看板と「ゴルフ橋」と呼ばれる橋が見えてきます。
このゴルフ橋手前の階段から渓谷に降りて、等々力不動尊を目指します。
ちなみに、ゴルフ橋と言う名前の由来ですが、この辺りにゴルフ場があったからなんだとか。
へ…へえ…(゚д゚ ; )
3. 等々力渓谷
渓谷入口階段を降りると、
うおおおおっ!(゚∀゚)
東京23区内に、こんなにも豊かな自然がっ!(アヘ顔)
誰もいない自然の中を早朝歩くのってめっちゃ癒されますよねえ〜(*´ω`)
まさに、都会のオアシス!!(古)
いやあ、いつも東京砂漠(古)で生活してるんで、都内でこの自然はすごく新鮮!w
都内だと「高尾山薬王院」の自然が素晴らしかったけど、あそこは23区内ではないので、僕的に23区内では今のところ、ここが一番自然が豊かなスポットですね♪
ちなみに、上の写真は早朝なのでちょっと暗めですけど、帰り道に撮った写真は陽が昇ってさらに癒され感アップでした!
等々力渓谷は、谷沢川の浸食によってできた渓谷で、地上との標高差は約10m。
この辺りは1500年前の古墳時代から人々が生活をしてきた場所で、五世紀前半に作られたと伝わる前方後円墳の野毛大塚古墳が見つかっているそうです。
まあ、ぶっちゃけ渓谷と言うより…
用水路?(´・ω・`)
って感じでしたがw
用水 …渓谷をしばらく歩いて行くと、なんか見えてきました!
4. 稚児大師堂
こちらは「稚児大師堂/ちじたいしどう」と言い、学業成就のご利益をがあると言われているんだとか。
稚児大師とは、幼い頃の「弘法大師 空海」のこと。
弘法大師は、庶民誰もが学べる大学「綜芸種智院」を創設したそうで、そこから学業成就の御利益に繋がっているのかもですね(^ω^)
しかもその大学、なんと「月謝なし、給食付き」だったという…
おいおい、現代より全然良心的じゃねーか…(´°д°`)
5. 等々力不動の滝
稚児大師堂の左手に行くと、御由緒にも書いた「不動の滝」があります。
さあ!こちらが等々力不動尊が創建される理由となった滝です!!
\ジョロロロロロ…/
滝か?これ…(´・ω・`)
コンクリートに固められ、龍の口から湧水が細ーく流れ出てるけど…
なんか想像と違え!w
なんだろう…
渓谷と言い、この不動滝といい、自然のままの姿だと何か問題があったのだろうか…
東京って、何かとコンクリートでガチガチって感じなのが嫌だなあ…
まあ、それでも「修行の場」という雰囲気はありましたがw
滝の上部中央には、不動明王の石像がありました。
また、滝の右手には「弘法大師」と「観音様」の像が、
そして滝の左手にあるこちらの小さなお堂には、
「不動明王」の像と、
「正一位稲荷大明神」というお稲荷様が祀られていました。
うーん…お寺なので、こちらのお稲荷様はダキニ天様がお祀りされているのかな?
いやでも、正一位(神様の最高位)として正式に認められている稲荷神社は「伏見稲荷神社」だけなので、伏見稲荷を勧請してるのかな?
結論:よく分かんねえw
6. 不動尊への石段
さて、不動滝からは石段を登って、等々力不動尊へ向かいます。
そこまで段数も多くなく、数分で登れるくらいの石段です。
石段の途中には、祠が3つありました。
先ずは一番大きな「神変窟」と書かれた祠。
岩をくり抜いて造られたような祠になっていて「神変大菩薩」と書かれた提灯がぶら下がっています。
神変大菩薩とは、御由緒でも書いた通り、修験道の開祖で「役行者」と称される山岳修行者「役小角/えんのおづの」に死後与えられた諡(おくりな/称号みたいなもの)です。
神変大菩薩の右手には、松ぼっくりがお供えされたカエルもいましたw
また、その隣には何が祀られているのか分からない祠がひとつ。
何を祀ってるんだろうねえ…?これw
そして、そのちょっと上には「不動明王」が祀られていました。
目が怖っ!(゚д゚ ; )
さらに石段を登っていくと、石段の終わりに不動明王が持っている「三鈷剣の石像」と「たきのみちと書かれた石碑」が。
「たきのみち」とは恐らく、この先に不動滝がありますよーという道標なんだと思います。
その先から、いよいよ等々力不動尊の境内に入ります!
手水を済ませて、左手から境内に入ると…
うおっ、眩しっ!(´°д°`)
境内に入るまでお寺の建物に遮られて分かりませんでしたが、昇って来た太陽に照らされた境内はめっちゃ清々しい空気でした!(^ω^)
7. 本堂
こちらが等々力不動尊の「本堂」です!
こちらの本堂は江戸時代末期に建築されたものだそうです。
ちなみに最後の本堂内の写真、閉まっている戸の外から撮った写真なのですが、うっすら円を描く光の輪が中心に映ってまして…
その時はこんな光なかったと思うんだけど、これは何の光なんだろう?(´・ω・`)
そして、境内はこんな感じです!
まだ8時前なので、人もおらず完全に独占状態!w
たまに人が拝みに来るのですが、ほとんど地元のジョギング中の方、犬の散歩中の方ばかりでした。
本堂でご挨拶を済ませ、プラプラと境内を見て回ります。
8. 山門
参拝ルートにより逆になってしまいましたが、こちらが等々力不動尊の「山門」です!
こちらの山門は、1968年に満願寺より移築したものとのこと。
ちなみに、寺標がないなあと思って周辺を探したら、右手の端っこに小さーーーく寺標がありましたw
こんなん気付かんわw
この山門は大通りに面しているのですが、駅からだと距離があるので、僕的にあまりおすすめしません。
駅からサクッと来れて、自然も満喫できる渓谷ルートのほうが歩いてて楽しいですよ!(^ω^)
ちなみに山門側にも手水舎があるのですが、
よく見ると下のほうに銀の器がありました。
何だろうと思って見てみると…
え!?ペット用!?
器の注意書きを見る限り、手水舎の水を柄杓でペットに飲ませる人がいたってことなんでしょうねー(´°д°`)
ありえんわー(´・ω・`)
まあでも、基本ペットを連れての参拝はNGとしている神社仏閣が多いですが、ペット用として置かれているという事は、ここはOKなお寺みたいですね。
9. 等々力不動尊オリジナル線香
普段、常香炉について書く事はないんですが、等々力不動尊のお香がちょっと面白いものでしたw
なんと!文字が浮き出てくるとのこと!
えー、そんなんやってみるしかないじゃんwww
100円を納めて、火を着けて、待つことしばし!
おおぅ…白い文字が…
そして帰り際に見ると、
うわあああああああ!「等々力不動尊」って浮き出てるー!!
こんなお線香は初めてですねー!w
…まあ、改めて「等々力不動尊」と言われなくても知ってます!って感じでしたがw
これ、おみくじや神の教え的な言葉がランダムで出てきたら面白いですねー(^ω^)
10. 草木供養碑
山門を入ってすぐ右側には「草木供養碑/そうもくくようひ」がありました。
こちらの供養塔は、1972年に建立されたものだそうで、5月21日の供養祭では、花・供物をささげ、板塔婆を建てた石碑に読経・焼香を行うそうです。
供えるお花は月に一度替えているんだとか。
てか、草木供養塔って…初めて見たw
最初見た時、
野菜とか供養すんのかな…?(´・ω・`)
とか思ってたんですが、どうやら違うらしく「草木塔/そうもくとう」とは草木に感謝し、その成長を願って建立される石碑のことだそうです。
確かにこのお寺、草木が豊かな渓谷にあるので、このような塔があってもおかしくないですよねw
しかし、ここでひとつ疑問が。
「草木の供養に対して、同じ草木である花を供える」
って、ぶっちゃけどうなんだ?w
自分が供養される身で、人間捧げられたら、
ヒイイッ…!Σ(゚д゚ ; )
ってなるけどw
まあ、もんにょり感が否めませんが、野暮なことは言いますまいw
11. 舞台
草木供養塔の先、境内の右手には「木造の舞台」がデーン!とあります。
こんなん登ってみるしかないじゃんwww
さっそく舞台に上がって、舞台からの景色を眺めると…
うん!微妙!(^ω^)
あー、これは来た時期が失敗でしたねw
春には満開の桜が、夏には豊かな渓谷の緑が、そして秋にはきれいな紅葉が見られるそうです!
12. 明王院大師堂
舞台の反対側には、こちらの「明王院大師堂」がありました!
詳しい説明は書かれていませんでしたが、お堂の名前と仏像から「弘法大師 空海」がお祀りされているお堂ですね。
密教と共に不動明王を日本に伝えたのは空海なので、それでお祀りされてるんでしょうね!(^ω^)
13. 弁天堂
こちらは弁財天が祀られた「弁天堂」です!
この弁天堂は境内にあるわけではないんですが、渓谷の石段を登り終わったところでお寺とは逆方向に進むとあります。
説明書きもないし、最初何のお堂か分からなかったんですけど、お堂の中を覗いたら弁財天の絵があって、お堂の周りが池っぽく囲われていたので、
あっ、ここ弁財天や!( ゚д゚)
となりましたw
さて、これで一通り参拝も済んだので、寺務所(納経所)に向かいます。
14. 御朱印
こちらが、等々力不動尊で頂いた「御朱印」です!
これでまたひとつ、お不動様の御朱印が増えたー♪
事前にネットで調べたところ、寺務所が開く時間が「8時から」となっていたのですが、実際お寺の方は8時ちょい過ぎくらいに来られて、それから境内のお掃除などをされていたので、朝早くに参拝に行かれる場合は「8時半から9時頃」を目安にすると良いと思います。
初穂料は300円でした!
15. 護摩木
寺務所では、護摩木もお願いしてきました!
一般的に1本500円とかしますが、こちらのお寺はリーズナブル!
1本200円という良心的価格!(´;ω;`)
僕のお願い事はもちろん「心願成就」です!w
16. おみくじ
こちらのお寺にはたくさん御守りがありまして、たくさんあるなーと思いつつ、プラプラ見ていると…
(´°д°`)ハッ!!
こっ、これはっ!
「つらたん不動」じゃん!!(`・ω・´;)
つらたん不動とは? 僕がブログのイラストで度々描いているお不動様。 一番最初に書いたのは、ブログのトップ画のお不動様である。 |
なんか僕の書いているお不動様のイラストに似てませんか?w
家に不動明王の御札はあるんですが、不動明王の三次元の置物はないので、もうね…
即決です!w
で、このお不動様のおみくじ以外に、筒をガシャガシャするタイプのおみくじも引いてみました。
その結果…
お寺のおみくじ「凶」!
(;゚д゚)・・・
そして…
不動明王のおみくじ「大吉」!!
(;゚д゚)!?
えwwww
どっちなんwwwww
まあ、コージさん曰く「凶が良い」みたいなこと言ってたし、まあいっかwww
今この小さなお不動様は、僕の部屋の祭壇っぽいところに、ちょこんと鎮座しておりますw
17. 御守り
さて、いつも通り購入はしませんでしたが、等々力不動尊には御守りがたくさんあったので、写真だけ載せていきますね!(^ω^)
というわけで以上、世田谷区にある「等々力不動尊」をご紹介しました!
いやあ、まさか東京23区内でこんなに自然豊かな不動尊があるとはっ!
「等々力不動」という名前は知っていましたが、こんなに水と緑に囲まれたお寺だとは知りませんでした。
やっぱり行ってみないと分かんないもんですねぇ(^ω^)
僕は今回土曜日に行き、早朝から午前9時くらいまで居たんですが、そんなに参拝客は多くなかったです。
なので、比較的ゆっくり参拝できるお寺だと思います。
また、境内には茶屋があり、11時から営業しているらしいので、ゆっくり過ごすこともできるみたいですよ!
僕は今回、時間的に茶屋に寄れなかったのが残念…(^ω^;)
もし、都会のコンクリートジャングル(古)にお疲れの方は、是非とも参拝して自然に癒されてみてくださいねw
ではまたー!
等々力不動尊
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TEL:03-3701-5405