こんにちは!
つらたんです。
さて、今回は新宿区にある四谷総鎮守「須賀神社/すがじんじゃ」をご紹介したいと思います!
実はこちらの神社!
2016年に公開され大ヒットとなった、新海誠監督の長編アニメーション映画、
「君の名は」
のモデルとなった場所が存在するんです!
しかもラストシーンという、一番おいしい部分!w
新宿に住んでいるからには、一度行ってみなければ!!(`・ω・´)+
という、謎の使命感にさいなまれたので、先日さっそく行って参りました!(^ω^)
いやはや、人生初の聖地巡礼ですよ~w
僕はアニメやドラマの聖地巡礼って、今まで全く興味がなかったので一度も行ったことないんですよねw
なので、
聖地って、どんな感じなんだろう?(゚∀゚)
という興味なんかもありましてw
神社を参拝しつつ、映画の舞台となった場所が見れるなんて、二度おいしいじゃーん!
みたいな?w
てなわけで、さっそく「須賀神社参拝」と「聖地巡礼」について詳しく書いていきたいと思います!
目次
1. 御由緒
「四谷須賀神社」の御由緒ですが、寛永11年(1634年)、赤坂「一ツ木村」の清水谷に元々鎮座していた稲荷神社が、江戸城の外堀を工事する為に四谷に遷されたのが始まりとのこと
なので、元々は稲荷神社だったそうです。
3年後の寛永14年には、神田明神の摂社に祀られていた「牛頭天王/ごずてんのう」を合祀し、江戸時代には「稲荷天王」「四谷牛頭天王社」「四谷鎮守の天王様」と称され信仰を集めていたんだとか。
その後、神仏分離によって明治元年(1868年)、現在の社名「須賀神社」に改称されたそうです。
牛頭天王はこのブログにも何度か出てきている神様ですね。
「須佐之男命/スサノオノミコト」と習合した神様です。
牛頭天王について詳しくは以下ブログに書いていますので、興味のある方はどぞ!
関連記事:新選組ゆかりの限定御朱印!日野市【八坂神社】行ってみた!ぶらり寺社巡り
因みに、須賀神社の「須賀」の由来ですが、日本神話でスサノオが「八岐大蛇/ヤマタノオロチ」を退治してクシナダヒメを奥さんにした後、出雲国(島根県)に行き、
「吾此地に来て、我が御心すがすがし」
意味:この地に来て、私の心が清々しい
と言い、そこに宮を建てたことに由来するんだって。
すがすがしい…(・ω・)
すが…(・ω・)
須賀…(´・ω・`)
ダジャレかよ!!w
なぜそこから名前を拝借した…?w
むしろ、それならそのまま「清神社/すがじんじゃ」でいいじゃんw
てか、スサノオと牛頭天王を祀る神社って、京都祇園の「八坂神社」系列だけかと思ったら「須賀神社」系列の神社も同じ御祭神なんですねー( 'ω' )
2. 御祭神
さて、四谷須賀神社の御祭神ですが、主に以下2柱の神様です。
- 須佐之男命/スサノオノミコト(須賀大神)
- 宇迦能御魂命/ウカノミタマノミコト(稲荷大神)
元々須賀神社は稲荷神社だった事もあり、スサノオ以外に、ウカノミタマ(お稲荷様)も主祭神としてお祀りされています。
なお、主祭神の左右には、以下8柱の神様も祀られているんだそうです。
五男神
・天忍穂耳命/アメノオシホミミノミコト
・天穂日命/アメノホヒノミコト
・天津彦根命/アマツヒコネノミコト
・熊野樟日命/クマノクスビノミコト
・活津彦根命/イクツヒコネノミコト
宗像三女神
・多紀理姫命/タキリビメノミコト
・市杵島姫命/イチキシマヒメノミコト
・多岐都姫命/タギツヒメノミコト
実はこの8柱の神様も、スサノオに縁のある神様になります。
「市杵島姫命」以外あまり名前を耳にした事がないかも知れませんが、この五男三女の神様は「天照大御神/アマテラスオオミカミ」とスサノオが、誓約(うけい)をした際に生まれ出た神様なんですね。
この神々が生まれた経緯と誓約については、以下記事の「御祭神」の項目で詳しく書いているので良かったらご覧くださいね(^ω^)
関連記事:「日立風流物」で有名な神社!茨城県日立市【神峰神社】行ってみた!ぶらり寺社巡り
3. アクセス
「四谷須賀神社」へのアクセスですが、一番の最寄り駅は「東京メトロ 丸の内線 四谷三丁目駅」かなと思います(^ω^)
ここからなら、徒歩7分位ですかね。
ちょっと神社の場所が分かり難いので説明すると、四谷三丁目駅を出ると、目の前に「新宿通り」という大通りがあるので、その大通り沿いを四谷駅方面に進みます。
数分ほど歩くと、角に「100円ローソン/下の画像左側」があるので、そこを右折します。
右折すると「東福院坂」という下り坂になっていて、
坂の途中には坂名の由来となった「阿祥山東福院」というお寺があります。
なお、この坂はその先に、牛頭天王を祀る「須賀神社」があったことから「天王坂」とも呼ばれていたんだそうです。
そして、どんどん坂を下っていくと…
4. 「君の名は」ラストシーンの聖地はここ!
あああああああああああっ!(゚∀゚*)
なんかこの階段、見たことあるうううううう!!
と言う訳で、さっそく比較してみましょう!w
ふおおっ…!
ふおおおっ…!
ふおおおおっ…!
ほぼ同じ!!( ºωº ; )
この坂は「男坂」と呼ばれていて、神社にはもうひとつ「女坂」と呼ばれる境内への階段があるので間違えないでね?w
結構海外からもこの場所を訪れるそうで、僕が行った時にもアジア系の外国の方(中国?台湾?)が写真を撮ってました。
なお、100円ローソンの曲がり角より1本手前の道を右折すると、別のシーンの景色も見ることが出来ます。
この道を左に行っても、須賀神社に行くことが出来ます!(^ω^)
更に別のシーンでは、「須賀神社入口」の看板も描かれていました!(下の画像右側)
でもちょっと1個だけ謎に思う部分があってですねーw
ラストシーンでは主人公とヒロインがお互いを探し合って、この階段でやっとこさ出会う訳なんですが、実はこの辺りは住宅地になっていて道がめっちゃ入り組んでるんですよ。
なので、普通だったら大通り(新宿通り)を道沿いに探したほうが、出会う確率的には高いわけです。
駅も大通り沿いにありますしw
それなのに、なぜわざわざ見通しが悪く出会いにくい住宅街に入り込んだのか?w
普通だったら、そんなことしないと思うんだけど…
二人ともアホなの?(´・ω・`)
5. 例大祭
さて、階段を上って境内に入ってみると…
は?(´°д°`)
\ワイワイ…ガヤガヤ…/
実はこの日、須賀神社の「例大祭」が行われていたんです。
実は数日前から、四谷界隈に神輿巡行の休憩所である「神酒所/みきしょ」があったりしてたので、お祭りがある事は知っていたんですよね。
なので、この日は人が多くなる前に参拝しようと思って、朝7時頃に来たんですよ。
でも、考えが甘かったぜぇ…(›´-`‹ )
僕が到着した時には境内は屋台だらけで、ちょうど「神輿渡御の出発式」が行われていました。
「神輿渡御/みこしとぎょ」とは、神輿が氏子地域を練り歩くことですね。
出発式では神主さんが祝詞を唱えたり、町内会の偉い人が挨拶したり、ギャラリーや神輿の担ぎ手でごったごたw
んー、個人的には静かに参拝したくてこの時間に来たけど…
この鉢合わせも「歓迎のサイン」なのか??w
まあ、運よく神輿が出発するところも見れたので、まあいっかw
さて、神輿が出発して境内が一気に静かになったので、
今のうちに参拝せねば!w
6. 鳥居
さあ、こちらが四谷須賀神社の「鳥居」になります!
いやあ、さっきまでは人でごった返してましたけど、改めて見るとスッキリした境内ですよね(^ω^)
かなり静かな境内なので、普段は落ち着いて参拝出来そうな神社です。
手水舎を済ませて、いざ拝殿へ!!
7. 拝殿
こちらが四谷須賀神社の「拝殿」となります!
こちらの拝殿は、平成元年(1898年)に竣工された社殿とのこと。
元々は文政11年(1828年)竣工の社殿だったそうですが、昭和20年(1945年)の戦火により、本殿・内陣以外は一度焼失してしまったそうです。
また、戦火で焼失パターンかあ…(´・ω・`)
人命も文化も焼き尽くす戦争なんて、ホントするもんじゃないですね!(`・ω・´;)
8. 大国社
拝殿の左側には、こちらの「大国社」があります。
御祭神は「大国主命/オオクニヌシノミコト」で、出雲大社の御祭神としても有名な神様です。
で、祀られている木像が仏教の天部である「大黒天」ですが、これは大国主命と大黒天が習合し、同一視されているからだと思います(^ω^)
9. 天白稲荷神社
こちらは社殿の左奥にある「天白稲荷神社」です。
こちらの御祭神は、「倉稲魂大命/ウカノミタマノミコト」です。
須賀神社の主祭神として祀られている「宇迦能御魂命/ウカノミタマノミコト」と同じ神様ですが、『古事記』では宇迦之御魂、『日本書紀』では倉稲魂と表記されています。
同じ神社内で、表記の違う同じ神様を祀ってるのって珍しいですよねw
他にも相殿には、日本の祖神にして伊勢神宮の主祭神ある「天照大神」、八幡宮の主祭神である「応神天皇」「神功皇后」、大神神社の主祭神「大物主神」など、17柱の神様がお祀りされているそうです。
10. 金の獅子頭
こちらは境内左手前にあった「金の獅子頭」です。
初めての参拝だったので分かりませんが、この獅子頭は普段から見れるようになっているのかな?( 'ω' )
もしかすると、例大祭であるこの期間だけ披露されているのかも知れないですね。
11. 神楽殿
こちらは鳥居のすぐ右側にある「神楽殿」になります。
例大祭のこの期間は、神楽や舞踊、和太鼓等の奉納がされるそうです。
今回用事があって見れなかったけど…(´・ω・`)
12. 祖霊殿
そしてこちらが、拝殿右手にある「祖霊殿」です。
13. 絵馬
さて、一通り参拝し終えたので続いて社務所へ向かったのですが、社務所前の絵馬掛けをふと見たところ…
わあ…(´°д°`)
ガチさハンパねえ…w
間違いなく聖地巡礼に来た方々によって書かれた絵馬でしょうねwww
絵馬には「君の名は」ラストシーンで出てきた、階段の風景画があしらわれていました。
14. 参拝記念しおり
そして、こちらは社務所で購入した「四谷須賀神社 参拝記念しおり」です。
ちょうど今読んでいる本があって、結構分厚い本なので「しおり」が欲しいなあと思っていたんですよね。
なので、購入しちゃったあwww
しおりは木製で、絵馬と同じ階段の風景画がプリントされていました。
初穂料は500円で、ちょいとお高めです。
15. 御朱印
最後に、こちらが四谷須賀神社の「御朱印」になります。
この日は例大祭当日という事で、御朱印は書置き対応でした。
参拝したこの日は6月3日だったのですが、御朱印の参拝日が「例祭」になってます。
初穂料は300円でした。
以上、今回は四谷総鎮守「須賀神社」をご紹介しました!
いやあ、人生初の「聖地巡礼」…(^ω^;)
そんなに期待していませんでしたが、思ってた以上に映画のまんまでビックリしましたw
「君の名は」ファンだけでなく、映画を観た方なら楽しめるスポットだと思いますので、神社参拝と併せて行ってみると楽しいと思います(^ω^)
神社自体も、静かな雰囲気なので、興味のある方は是非足を運んでみてくださいね!
ではまたー!
四谷須賀神社
〒160-0018 東京都新宿区須賀町5番地
TEL:03-3351-7023