こんにちは!
つらたんです。
えー、突然ですが皆さん( ´ω` )ノ
「摩利支天/まりしてん」ってご存知ですか?
仏様の名前なのですが、あまり耳にしない名前なので、恐らく知らない方も多いんじゃないかな?
今回は、この摩利支天を祀る台東区上野にあるお寺「徳大寺/とくだいじ」をご紹介したいと思います。
実はですね、この摩利支天という仏様は、2年前の先祖供養の際にとーーーってもお世話になった仏様なんです!
かくいう僕も、それまで全く名前を存じ上げない仏様だったんですがね…(^ω^;)
先祖供養については過去記事に書いているので、詳しい経緯はそちらを読んでいただければと思いますが、簡単に先祖供養のエピソードを説明しますと…
関連記事:ご先祖様、ごめんなさい・・・【先祖供養をした話 その1】(その5まであります)
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そこで、コージさんが親父の守護につけてくれたのが、この「摩利支天」という仏様でした。
コージさんから聞いた話によると、摩利支天は弓が得意な仏様で、先祖供養の際には弓矢で悪いものをズバンズバンと撃ち抜いて、護ってくれていたとのこと。
元々コージさんも、除霊などを行う際にお世話になっている仏様らしいです。
それでは、この摩利支天という仏様と、その仏様を祀る徳大寺について詳しく書いていきたいと思います。
目次
1. 参拝のきっかけ
さて、今回ご紹介するお寺「徳大寺」を参拝するきっかけについて書いていきます。
先ほども書いたように、この摩利支天という仏様は元々僕にとってご縁のある仏様だったのですが、以前に富岡八幡宮の記事でご紹介したブロガー「菊水千鳳」さんから、今回のお寺をご紹介頂きまして(^ω^)
→菊水さんの摩利支天にまつわるブログはこちら
で、どうやらこちらの摩利支天様がですね、
「知名度が低いから、多くの人に知ってもらいたい」
と仰っているそうなんです…
た…確かに知名度は低いかも…(´・ω・`;)
僕にとっては先祖供養で大変お世話になった仏様ですし、豊川稲荷東京別院に伺った際は、毎回こちら↓の摩利支天像にお礼を申し上げているくらいですから、
そういう事なら、多くの人に摩利支天様を知ってもらうために、
僕も一肌脱ごうじゃないか!!(`・ω・´)+
ということで、今回こちらのお寺を参拝させて頂いた次第なんです。
実際に参拝してみた感想としてはですね。
ちょっと語弊があるかも知れないですが、
空気感がお寺というより神社っぽい?σ( 'ω' )
いや、どこからどう見てもガチのお寺なんですけど、一般的なお寺のように閉鎖的な感じが全然しなかったんですよ。
個人的な感覚としては、お寺なんだけど神社にいるみたいな清浄さと開放感を感じたというか…
早朝に行ったからかも知れませんが、境内の空気もスッキリしてて清々しいし明るいし、とても気持ちの良いお寺でした(^ω^)
2. ご由緒
では先ず、徳大寺の御由緒から!
徳大寺の創建年代は不詳だそうですが、伝承では江戸時代前期の承応2年(1653年)、慈光院日遣上人という僧によって創建されたと伝えられているとのこと。
つまり今から約400年ほど前!
結構古い!!(´°д°`)
また、こちらのお寺は、京都にある「建仁寺 摩利支尊天堂」、金沢にある「宝泉寺」とともに「日本三大摩利支天」に数えられるお寺なんだそうです。
徳大寺の宗派は日蓮宗だそうなのですが、実はうちはお袋が日蓮宗なんですよね(^ω^)
その影響で僕は子どもの頃から仏壇に手を合わせる際、お題目(南無妙法蓮華経)を唱えるってのが割と普通だったので、ちょっと馴染み深いお寺ですw
3. 摩利支天とはどんな仏様?
続いて、
摩利支天ってどんな仏様なのよ?( 'ω' )
ってことなんですが、そもそも摩利支天とは、陽炎を神格化した天部に所属する女神だそうで、元々はヒンドゥー教の神様だったものが仏教に取り入れられたんだとか。
なので、摩利支天という名称も、サンスクリット語で「陽炎」を表す「Marīci/マリーチー」が音写されて「マリシ」となったんだそうです。
なるほどー( ˘ω˘)ウンウン
つまり「マリーチー」が音写されて「マリシ」になって、そこに「天部」が付いた結果「マリシ・テン」になったってことかあw
なんかそう考えると、スッキリ腑に落ちて面白いですねwww
摩利支天は陽炎のように実体がなく、どんな影響も受けない存在であることから、自らの姿を隠して災難・厄を除き、運を開いて利益・勝利を与える仏様とされているそうです。
なんとまあ、ありがたい仏様…(´;ω;`)
また、摩利支天の眷属が「猪」であることから、亥年生まれの人の守り本尊でもあるとのこと。
今年の干支は亥年なので、これは今年のうちに参拝しておきたいですね!(^ω^)
摩利支天の真言:オン・マリシエイ・ソワカ |
さて、こちらのお寺には聖徳太子の作と伝えられている「摩利支天像」があります。
それがこちらになります!
上の画像は、お寺のパンフレットに掲載されていた摩利支天像なのですが、それを写真に撮って、分かりやすいように背景を黒抜きに加工してみましたw
「んちゃ!」みたいなポーズで猪に乗ってますねーw
この摩利支天像は関東大震災や東京大空襲などで焼失を免れており、現在でも厄を祓う守護神として幅広く信仰されているとのこと。
でもちょっと待って?
弓持ってなくね?(´・ω・`)
摩利支天の絵や像ってたいてい弓を持っている事が多いイメージなんですが、こちらの摩利支天像は「剣」なんですよね。
wikiに載っている摩利支天の写真を見ると、やっぱ弓持ってるし…
出典:wikipedia (ギメ東洋美術館 摩利支天像)
出典:wikipedia (法雲寺 摩利支天像)
聖徳太子の作とされている古い像なので、その時代の摩利支天は弓ではなく剣だったのかも知れないですね(^ω^)
でね?
最初に「空気感がお寺というより神社っぽい」って書いたんですけど、今記事を書きながら摩利支天のwikiを読んでみてびっくり!(´°д°`)
そこに書かれていたのは、
「武人の誉れ高い神を祀る寺として、戦前においての徳大寺は半ば神社並みの寺風を擁していた」
という文章。
おおっ!(´°д°`)
つまり、神社のようなお寺だったってこと!?
あながち感じ方、間違ってなかったやん…
ちょみーーーっとだけ、アンテナ鋭くなったのか?自分w
まあ、まだまだヘッポコ中のヘッポコなんですけどねw
4. アクセス
徳大寺へのアクセスですが、正直このお寺、めっちゃ交通の便がいいです!
僕は今回、都営大江戸線を使ったんですけど「上野御徒町駅」A5出口から徒歩1分くらいでしたw
着くの早っ!!
みたいなw
他の路線も、
- JR山手線・京浜東北線「御徒町駅」より徒歩約2分
- 東京メトロ銀座線「上野広小路駅」より徒歩約2分
- 東京メトロ日比谷線「仲御徒町駅」より徒歩約5分
らしいので、ぶっちゃけ都内ならどこからでもOKな立地ですねw
駅から出てちょっと歩くと、
おおっ!アメ横の看板がっ!!(゚∀゚)
実は僕、都内に住んでいながらほとんど上野に来ないので、アメ横なんて来るの子供の時以来っていうw
まだこの時は時間が早かったので周りのお店は開いておらず、人もほとんどいない状態!
アメ横は日中人でごった返しますから、やっぱ朝早くに来たのは正解ですね(^ω^)
そして目的のお寺ですが、道行く人が全くいなかったせいか、速攻で見つかりましたw
5. 摩利支天 大徳寺
はい!こちらが「徳大寺」になります!
なんていうか、ここからはお寺です!って感じではなくて、アメ横と一体化してるというか、お寺もアメ横の一部みたいな感じがしました。
お寺の入口に山門はなく、もう目の前がお堂になっています。
あ、それからですね。
もしかすると僕が見落としているだけかも知れませんが、手水舎がなかったんですよね(´・ω・`)
なので、そのまま参拝させて頂きました。
6. 本堂
こちらが、徳大寺の「本堂」になります。
かなり鮮やかな色調のお堂で、外見だけでなく内部も赤を基調とした造りになっていました。
こちらの本堂は、東京オリンピックが行われた昭和39年(1964年)に再建されたお堂とのこと。
中に入ると、中央に「摩利支天」が祀られており、
左側に「日蓮聖人」、
右側に「鬼子母神」が祀られていました。
そう言えば、日蓮聖人について書いたことがなかったので、ざっくり説明しますと…
7. 日蓮聖人とは?
「日蓮聖人/にちれんしょうにん」は、鎌倉時代の仏教僧で、日蓮宗を開いた人物ですね。
亡くなった後に皇室から「日蓮大菩薩」と「立正大師」の諡号(しごう/貴人や高徳の人に、死後おくる名前)を贈られているすげえ方です。
以前の記事でも書いていますが、コージさんによると僕は元々産まれてこれなかったそうなんですよね。
でも、うちのお袋が死産で子供が授からなかった時に必死に日蓮聖人にお祈りをし、その祈りと不動明王の加護により僕は産まれてこれたそうです。
なので、僕にとって産まれる前から御縁のあるお方でもあるんですね(^ω^)
8. 浄行菩薩
本堂入って左側には「浄行菩薩/じょうぎょうぼさつ」という仏様が祀られていました。
浄行菩薩とは、けがや病気など、自身の悪いところに対応した菩薩像の場所を洗うことで、治してくれたり良くしてくれる菩薩様だそうです。
病気平癒に御利益のある菩薩様なんですね!
僕はちょうどこの時なんだか胃がもたれ気味だったので、横においてあるタワシで胃の部分をゴシゴシさせて頂きました(^ω^)
因みにこの「浄行菩薩」ですが、お寺の下(アメ横の道沿い)にも参拝所が設けられていて、本堂まで上がらなくても参拝できるようになっています。
道行く人が結構お参りしていました。
9. 境内社、仏像
境内の右手には、いくつか境内社や像が置かれていました。
・力の亥
こちらは「力の亥」と書かれた猪の像です。
僕は今回おもっくそスルーしちゃいましたが、説明書きによると…
摩利支天さまにお仕えするのは十二支の亥(イノシシ) この力強いイノシシ像は触れるものに気力・体力・財力 力のご利益を与えて下さいます。 |
だそうです。
見た感じ、結構最近建てられたような新品感がありましたw
・日蓮聖人像
こちらは先ほど説明した「日蓮聖人」の像ですね。
なんかねー、どこの日蓮宗のお寺にいっても、日蓮聖人の像ってみんなこういう顔なんですよねw
中年で、体格良くて、顔が濃くて、眉毛も濃い!
みたいなw
眉毛をレベルで表すと、良純…いや、ゴルゴレベルですかねw
本当にこういう感じだったのかなあ?( ゚д゚)
・七面大明神
こちらは「七面大明神」と書かれたお社だったので、
え?お寺に神様!?Σ(゚д゚ ; )
と最初思ったのですが、調べてみたら「七面大明神」って、法華経を護る日蓮宗特有の女神様なんだそうです。
へえー、初めて知った!
てっきり字面から、七面鳥に所縁(ゆかり)のあるお社なのかと思ったぜw
・妻戀地蔵 (つがごいじぞう)
昭和38年(1963年)、彫刻家:長谷秀雄の作だそうで「良き友 良き仕事 良き縁を結ぶ地蔵尊」とされているお地蔵様だそうです。
因みに最初「戀」の字が読めなかったってのはここだけの話…w
・石橋稲荷
そしてこちらが「石橋稲荷」と書かれた稲荷社です。
ご由緒を読み忘れてしまい、どのようなお稲荷様か分からないのですが、お寺にある稲荷社なので恐らく「ダキニ天」が祀られてるんじゃないかなーと個人的に思ってますw
10. 御朱印
一通り回り終わったので、最後にこちらの「御朱印」を頂きました。
日蓮宗のお寺なので、御主題か妙法と書かれた御朱印なのかと思いきや、ガッツリ「摩利支天」だったというw
でも、初めて「摩利支天」の御朱印を頂くことが出来ました!(^ω^)
てか、当日は全然知らなくて、後から調べて分かったのですが、参拝した1月26日はどうやら摩利支天の御縁日(亥の日)だったみたいなんですよw
出典:徳大寺 公式サイトより
縁日(えんにち)とは、神仏との有縁がある日のことで、この日に参詣すると特別な御利益があるとされている日ですね。
摩利支天の御縁日は、徳大寺公式サイトで確認することが出来ますよ(^ω^)
徳大寺公式サイト 亥の日カレンダー
因みに御縁日で繁忙だからなのか、この日頂いた御朱印は書置き対応でした。
あとね、御朱印にイノシシの判が左上に押されていたんですよ。
普段の御朱印を頂いたことがないので分かりませんが、もしかしたら御縁日だったからなのかも知れないですね(^ω^)
御朱印のお布施は500円でした。
そして、こちらがオリジナルの「御朱印帳」になります。
ちょっとお高めなんですが、右の「亥の日詣り」の御朱印帳が2,500円、左のオリジナル御朱印帳が2,000円でした。
というわけで、以上!
台東区上野にある摩利支天のお寺「徳大寺」をご紹介しました。
ホント不思議なんですけど、アメ横のド真ん中にありながら、境内はスッキリとひらけてけている感じで、僕的にすごく気持ちの良いお寺でした。
まあ、今回朝の8時頃に行ったので、日中たくさん人が増える時間帯だとまた空気が違うのかも知れませんが、僕が行ったときは神社みたいな清々しい雰囲気!
僕的には、朝早い時間帯の参拝がおすすめかなって思います(^ω^)
そして、今年は猪年ですし、年男・年女の方が参拝されると良い1年になりそうですよね!w
年男・年女の方が、猪年(今年)の御縁日(亥の日)にこちらのお寺を参拝したら、もう最強だと思うわwwwww
猪年生まれの人にとっては、
今年これ以上のパワースポットはねえんじゃねえか!(´°д°`)
っていうw
まあ、僕は干支違うんですけどね…(´・ω・`)
交通の便もすごく良いですし、落ち着ける雰囲気のお寺ですので、良かったらぜひ足を運んでみてくださいね!( ´ω` )ノ
ではまたー!
摩利支天徳大寺
〒110-0005 東京都台東区上野4丁目6-2
TEL:03-3831-7926