こんにちは!
つらたんです。
えー、今回はですね、茨城県にある有名なお寺をご紹介したいと思います!
え?(´・ω・`)
なぜこの時期に茨城の仏閣を紹介するのかって…?
それはですねえ…
コロナの影響で外出を控えているから!!(›´ω`‹ )
です!
つまりですね、不要不急の外出を控えてるので、最近神社仏閣に行けていないんですわwww
ほら、都内で神社とかお寺とか巡ろうとすると、基本電車になるでしょ?
もうね、
感染リスクしかねえじゃん!(´°д°`)
みたいなw
そこで、以前参拝したけどまだ記事に出来ていない神社仏閣があるので、そちらを記事にしようと思いまして(^ω^)
今回はそんな神社仏閣の中から、茨城県東海村にある
「村松山虚空蔵堂/むらまつさんこくうぞうどう」
をご紹介したいと思います!
こちらのお寺は厄除けがとても有名で、茨城県内では屈指の有名なお寺なんですよー♪(^ω^)
うちの妹も10代の厄年の時、ツイていないことが多かったらしく、このお寺で厄除けを受けてからガラッと運気が良くなったと言ってました。
大晦日にはたくさんの屋台のほか、熊手や縁起物の出店が参道を埋め尽くし、お寺に向かう道路が大渋滞になるほど多くの人が参拝に訪れるお寺でもあります。
あ、因みに、参拝時期が違うので写真の季節感がズレッズレだったりしますが、そこはご了承くださいねw
※掲載している写真は8月の夏真っ盛りでございますw
目次
1. ご由緒
では先ず、村松山虚空蔵堂のご由緒から!
このお寺が建てられたのは、平安時代初期の大同2年(807年)とのこと!
約1200年前!!(゚∀゚)
そして、このお寺を誰が建てたのかと言いますと、かの有名な…
「弘法大師 空海」
です!!
有名どころキタ―――(゚∀゚)―――!!
なんでも縁起によると、空海が真言密教を日本中に広めるために巡礼していた際、この地の海の彼方に「光る物がある」という話を聞いたんだとか。
で、それを引き上げたところ大きな老木だったそうで、その木に等身大の虚空蔵菩薩像を彫って安置したのが始まりなんだそうです。
等身大の仏像が彫れるほどの大木を、当時よく海の中から引き揚げられたなオイ!!
っていうヤボは言いっこなしですぜ?w
また、最初に書いたようにこちらのお寺は「厄除け寺」として有名!!
特に、人生で初めての厄年(数え年で13歳/満12歳)の時にこのお寺で「十三詣」をすると、知恵と福徳が授けられると伝えられ、人生儀礼の一つになっているんだって。
僕は十三詣をしておりませんので、知恵を授けられておりませんがね…フフ…w
それからこちらのお寺、「日本三体虚空蔵尊」のひとつにも数えられている虚空蔵尊でもあるんです!
朝熊虚空蔵尊 | 三重県伊勢市 |
柳津虚空蔵尊 | 福島県河沼郡柳津町 |
村松虚空蔵尊 | 茨城県東海村 |
因みにこちらのお寺、ホントの寺名は「日高寺」って言うんですよねw
村松虚空蔵堂という名前からすると、かなり地味w
でも、地元の人はみんな「村松さん」とか「村松、村松」って呼んでて、正直「日高寺」って言われても、
どこの寺?それ?(・ω・)
ってなります、ガチでw
なので、この記事でも「村松虚空蔵堂」って書かせてもらってますw
茨城県央~県北の人でこのお寺を知らない人はほとんど居ないんですけど、正式名称の知名度の低さがヤバいw
2. ご本尊
続いて、村松山虚空蔵堂のご本尊ですが、言わずもがな、
「虚空蔵菩薩」
になります!(^ω^)
※こちらは奈良県 東大寺の虚空蔵菩薩です。(イメージ)
こちらのお寺のご本尊はご由緒のところでも書いたように「弘法大師 空海の作」と伝えられているとのこと。
因みに、虚空蔵菩薩っていう名前。
あまり馴染みがないし、なんだか「虚無、虚ろ」っていうネガティブな印象を受ける名前ですよねw
でもその印象とは裏腹に、虚空蔵菩薩は、
「虚空が広大ですべてのものを包み込んでいるように、
限りなくたくさんの福徳や智恵を人々に与えて、
諸々の願を満たす大慈大悲の菩薩」
と言われているんだとか。
特に一般的には「知恵」を司る仏様として有名みたいです(^ω^)
3. アクセス
さて、村松山虚空蔵堂へのアクセスですが、
うん、やっぱ車が一番かなあー( 'ω' )
茨城の記事の場合、いっつも車って書いている気がするwww
バスでも行けるんですが、そこそこめんどくさいので、車が一番楽かなと思いますね。
駐車場もたくさんありますしw
公共機関の場合だと、JR常磐線「東海駅」東口で降りて、バスで17分くらい。
- 海浜公園行のバス→「虚空蔵尊前」下車
- 茨城東病院行のバス→「虚空蔵尊入口」下車
でも行くことが出来ますよ!(^ω^)
では早速、お寺を見ていきましょう!
4. 仁王門
はい、こちらが村松山虚空蔵堂入口にある「仁王門」になります!
なかなか立派な仁王門ですよねー(^ω^)
てか、ぱっと見かなり歴史がありそうな門に見えませんか?
しかしですねー、実はこの門は昭和40年(1965年)に再建されたものなので、結構最近なんですよw
というのも、その前の仁王門は、明治33年の近隣火災で焼失してしまったんだって(^ω^;)
こちらは門の左右に置かれている「仁王像」になります!
因みにこの仁王像に至っては歴史があるそうで、像には「正和四年(1315年)謹刻」「文禄三年(1594年)塗りかへ」などと記されているんだそうですよ。
それでは、手水を済ませて境内へ!
5. 鐘楼堂
続いては、仁王門をくぐってすぐ左側にある「鐘楼堂」です。
これもねー、結構最近の建築で、お堂は昭和55年(1980年)に完成したものだそう。
鐘は昭和52年(1977年)、京都で造られたものだそうです。
6. 開運堂 (十二支守り本尊)
こちらは仁王門から入って右側にある「開運堂」になります。
十二支には、それぞれ干支ごとに守り本尊という仏様が決まっていて、
子 | 千手観音 |
丑 | 虚空蔵菩薩 |
寅 | 虚空蔵菩薩 |
卯 | 文殊菩薩 |
辰 | 普賢菩薩 |
巳 | 普賢菩薩 |
午 | 勢至菩薩 |
未 | 大日如来 |
申 | 大日如来 |
酉 | 不動明王 |
戌 | 阿弥陀如来 |
亥 | 阿弥陀如来 |
こちらのお堂には、虚空蔵菩薩以外の7尊の守り本尊がお祀りされていました。
7. 本堂(大摩尼殿)
続いて、こちらが正面にある「本堂」になります!(^ω^)
このお堂もかなり立派!o(゚∀゚*)o
仁王門同様、明治の近隣火災により焼失しており、現在の本堂は大正3年(1914年)に再建された経緯があるとのこと。
こちらの本殿には「御前立本尊」が安置されており、その左右に「不動明王」「毘沙門天」が置かれているそうです。
「御前立本尊/おまえだてほんぞん」とは、秘仏で公開していないご本尊の前に置かれる仏像のことです(^ω^)
因みに、本堂の左右にはこちらの「猫」と、
こちらの「牛」がいたんですけど、どんな意味があるんですかねー?( 'ω' )
そして本堂の左側には、本堂と渡り廊下で繋がっている「客殿」がありました。
さて、本堂でのご挨拶も済んだので、本堂の渡り廊下をくぐってお寺の裏側に行ってみます!
8. 鍾馗霊神堂
こちらは本堂裏手にある「鍾馗(しょうき)霊神堂」になります。
お堂の中にはこちらの「鐘馗霊神の絵馬」が納められているとのこと。
鐘馗霊神とは魔除け・病気除けを司る神様だそうで、延宝3年(1675年)にこの地で伝染病が大流行した際、鐘馗霊神の絵を奉納したところ大流行が治まったと伝えられているそうです(^ω^)
9. 安産地蔵尊
鍾馗霊神堂のすぐ隣にあるのが、こちらの「安産地蔵尊」です。
この地蔵尊が作られた年代は不明だそうですが、かなり古いものだそうで、安産祈願に多くの方がいらっしゃるんだそうです。
さて、ここからは少し小高い丘になっているので、階段を登っていきます。
10. 奥之院 (多宝塔)
階段を登るとまず最初に出てくるのが、こちらの「奥之院 多宝塔」になります。
この多宝塔は昭和9年(1934年)に建立。
こちらに弘法大師の作と伝わるご本尊「大満虚空蔵菩薩」が安置されているとのこと(^ω^)
なお、本堂や仁王門は明治33年(1900年)の近隣火災で一度焼失していますが、こちらのご本尊は焼失を免れ現在に至るんだそうです。
おお!当時物が残ってるとかすごい!!(゚∀゚*)
11. 出世稲荷堂
続いてこちらは、多宝塔の右側にある「出世稲荷堂」になります。
このお堂は仏教のお稲荷さん「茶吉尼天/ダキニテン」が祀られているお堂で、ダキニ天は豊川稲荷のご本尊としても有名ですね(^ω^)
白狐に乗って稲穂を担いだ、仏教の女神様です。
関連記事:東京赤坂【豊川稲荷東京別院】行ってみた&ちょっと不思議体験!ぶらり寺社巡り
僕は先祖供養で、ダキニ天の仏様には大変お世話になったので、毎回必ずこちらを参拝してご挨拶しています。
関連記事:【自分のルーツを探る旅】ついに!本家ご先祖様のお墓参りに行ってきます!家系図作成プロジェクト その6
12. 三重之塔
また、多宝塔の左側には立派な「三重之塔」があります。
恐らくこちらのお寺を回っていると、一番目に付くんじゃないかなと思います(^ω^)
すごい綺麗で立派ですよね~(゚∀゚)♪
この界隈でこのレベルの建造物があるお寺ってホントここくらいですw
こちらの塔は高さ21メートル、内部には大日如来が安置された建物になります。
元々は享保4年(1716年)建立の塔だったそうですが、明治の近隣火災で焼失…(´・ω・`)
その後、再興百年記念事業として平成10年(1998年)に再建されて現在に至るそうです。
13. 御朱印
最後に、こちらが村松虚空蔵堂で頂いた「御朱印」になります!
はああっ!!(*´Д`)
めっちゃ達筆すぎて惚れる!!w
お寺の御朱印なので、中央には寺名ではなくご本尊の名前「大満虚空蔵尊」が書かれています(^ω^)
御朱印料は300円で、受付時間は9時~15時30分になります。
以上!
今回は茨城県東海村にある「村松虚空蔵堂」をご紹介しました!
実は茨城県って歴史上、めっちゃお寺が壊されてる地域なんですよ。
江戸時代、水戸黄門でおなじみ「徳川光圀公」の指導によって廃仏毀釈が大規模に行われて、当時の水戸藩(茨城県中部~北部)領内の半分にも及ぶお寺が廃された歴史があるんです(´Д`)
しかも、その後明治にも「神仏分離令」によって仏教施設の破壊が行われたりしたでしょ?
だからね、茨城にここまでの規模と歴史を持つお寺ってなかなかないんですよねー(´・ω・`)
なので、
ある意味レア!!w
なお寺でもありますw
年末年始やお祭りの時は混みあいますけど、普段はとっても静かで緑が豊かなお寺なので、機会があれば足を運んでいただければなあと思います♪
特に厄除けはオススメですので是非!(^ω^)
ではまたー!
村松山 日高寺 (村松虚空蔵堂)
〒319-1112 茨城県那珂郡東海村大字村松8
TEL:029-282-2022
御朱印でめぐる関東の百寺 坂東三十三観音と古寺 (地球の歩き方御朱印シリーズ)