眠らない街、歌舞伎町…
ネオンに照らされ浮かび上がる人間模様…
そして、複雑にからみ合う「金」「酒」「男と女」…
はいっ!(・∀・)
てなわけで、今回は新宿歌舞伎町にある「稲荷鬼王神社」をご紹介したいと思います!w
え?(´・ω・`)
最初の文章ですか?
いやなんか特に深い意味はないんですけど、歌舞伎町ってそんな感じなのかなって思ってw
ただ、そんなイメージなだけw
まあ、今回紹介する神社が、歌舞伎町のド真ん中にあるので、せっかくなんでいつもと違う文章の入り方にしてみましたw
繁華街にある神社ですが、
僕的にここの神社、新宿では1・2を争うほど気持ち良い神社でした!
周りはビルに囲まれた小さな神社なんですけど、なぜだか雰囲気が地方の神社っぽいんですよ(^ω^)
なので、新宿ではあるんだけど、そういう感じのしない神社でした。
まあ、神社には人それぞれ合う合わないってのがあると思うので、一概に「いいよ!」とは言えないのですが、僕的にここは「あへえ~…」ってなるくらい気持ちの良い神社でしたw
それでは、詳しくご紹介していきたいと思います!
1. 御由緒
稲荷鬼王神社の御由緒ですが、天保2年(1831年)、大久保村(現在の新宿区大久保)の氏神だった稲荷神と、熊野から勧請されていた鬼王権現を合祀したのがはじまりなんだとか。
合祀する前、元々あった稲荷神社は承応2年(1653年)、鬼王神社は宝暦2年(1752年)の創建らしいので、一応神社自体の歴史としては365年前ってことですね!(^ω^)
なかなかの歴史!
なお、既に熊野の「鬼王権現」は現存していないそうで、日本で「鬼王」の名を持つ神社は現在ここだけなんだとか。
また、「鬼王権現」とは1柱の神様ではなく「月夜見命」「大物主命」「天手力男命」の三神を指す名称とのこと。
更に伝承として、平将門の幼い頃の名前が「鬼王丸」だった事から、そこから名前を取ったという言い伝えもあるそうな。
もはや、どっちが本当なのか良く分からんwww
そんな稲荷鬼王神社ですが、こちらでは病気の時に豆腐断ちをして「撫で守り」で治癒を願う、という江戸時代からの信仰が有名なんだそうですよ。
2. 御祭神
言わずもがな、御祭神は以下4柱の神様になります。
稲荷神 | 宇迦之御魂神/ウカノミタマノカミ |
鬼王権現 | 月夜見命/ツクヨミノミコト 大物主命/オオモノヌシノミコト 天手力男命/アマノタヂカラオノミコト |
なので、別に「鬼」が祀られてるってわけじゃないんですねwww
紛らわしい!!w
僕は最初、てっきり「鬼」を祀っている神社なのだとばかり思ってましたw
しかもね?
鬼って言うくらいだから、怖い形相とかしてんのかな?(;゚Д゚)
とか思ってたら…
可愛すぎか!!www
これ、こちらの神社の社務所で売られていた土鈴なんですけど、鬼と言うより、烏帽子かぶって野球バット持ったゆるキャラ?でしたw
鬼の王…には見えねえな…( ゚д゚)
因みに、この御祭神の中だと「天手力男命」が思い出深いですね。
ほら、昨年行った長野の「戸隠神社」の主祭神だったので。
関連記事:パワースポット5社1日巡り!長野【戸隠神社】行ってみた!ぶらり寺社巡り~信州長野編~
「天手力男命」は、天照大神の「岩戸引きこもり問題」で岩戸をこじ開けた神様で、心願成就、五穀豊熟、スポーツ必勝などの御神徳がある神様です。
てか、新宿ってホント稲荷神社が多いんですよね。
稲荷神社がどこにでもあるし、稲荷神社じゃなくても大抵は境内に稲荷社があったりするので、江戸でブームになった稲荷信仰の名残りなんでしょうね(^ω^)
3. アクセス
稲荷鬼王神社へのアクセスですが、都営副都心線・丸の内線・都営新宿線が交わる「新宿三丁目駅」から徒歩7分ほど。
僕は今回新宿三丁目駅から行きましたが、もしかすると大江戸線「東新宿駅」からのほうが近いかも知れないです。
4. 鳥居
こちらが稲荷鬼王神社の「鳥居」になります!
見ての通り小さな神社ではあるんですけど、なんとなく良い雰囲気の神社だと思いませんか?
あまり「都会!」って感じがしないと言うか。
大きな観光神社よりも、やっぱこういう素朴な神社が好きだなあ♪
5. 水鉢
鳥居のすぐ左側には、こちらの「水鉢」がありました。
こちらは江戸時代の作とされる石造りの「水鉢」で、新宿区指定有形文化財に指定されています。
水鉢の手前に柵が掛かってて上からしか撮れなかったんですけど、大きな水鉢をじゃがんだ鬼が頭で支えてるんですよw
伝承によると文政年間(1818~30年)、毎晩この水鉢から水を浴びるような音がするため、当時の持ち主が切りつけたところ、その後家人が病気や災難に見舞われたんだそう。
それで、天保4年(1833年)こちらの神社に奉納されたものなんだそうです。
てか、切りつけんなし…(´°д°`)
因みに、この水鉢と一緒に名刀「鬼王丸」も寄進されたそうですが、そちらは盗まれてしまったとされているそうです。
6. 拝殿
そして、こちらが稲荷鬼王神社の「拝殿」です!
ここがね、めっちゃ気持ち良かったの!!(゚∀゚)
都会っぽくないというか、地方の神社で吹くような清々しい風がずっと吹いてて、
「なんだここ、めっちゃ気持ちええ!!」
みたいなw
なかなかこういう気持ち良さを感じる神社って、東京じゃなかなかない気がする( 'ω' )
なお、写真の手前に靴が写っていると思いますが、僕が参拝した時はちょうど中で御祈祷が行われていたんですよね。
なので、タイミングもバッチリでした(^ω^)
こちらは拝殿の裏手にある「本殿」です。
そして、拝殿右側には「稲荷鬼王神社の天水琴」なるものもありました。
こちらは平成16年(2004年)に造られたものだそうで、耳を近づけると弦を弾くような音が聞こえますよ(^ω^)
拝殿でのご挨拶を済ませ、今度はもうひとつの神社へ向かいます。
7. 三島神社 (恵比寿神社)
こちらが「三島神社/恵比寿神社」になります。
御祭神は「事代主命/コトシロヌシノミコト」で、恵比寿神と同一視されている神様ですね。
こちらは「新宿山ノ手七福神」の一つに数えられている恵比寿様で、毎年10月19日・20日に行われる「恵比寿祭」では、べったら漬けを売る露店で賑わうんだそう。
ほんで、このべったら漬を買うと金運が付くと言われてるんだそうですw
この神社の左側にも、本殿同様に「水琴窟」がありました。
最初見た時、
手水舎!?( ゚д゚)
って思ったんですけど、こちらは平成16年に造られた水琴窟だそうw
周りに水を撒いて竹に耳を近づけると弦を弾くような音が聞こえます。
因みに、なんだか風情を感じる形をしている水琴窟ですが、ここ(↓)は風情を感じませんでしたw
8. 浅間神社と富士塚
拝殿の後ろに回ると、こちらの「富士塚」があります。
富士塚というのは、江戸時代にブームになった富士信仰に基づいて、富士山に模して造られた人工の山や塚ですね。
新宿の神社には、浅間神社の境内社と一緒に、この富士塚を置いているところ結構あるんですよね。
明治27年(1894年)、元々この地にあった浅間神社を稲荷鬼王神社に合祀し、昭和5年(1930年)にこの富士塚が造られたとのこと。
元々は一つの富士塚だったそうですが、昭和43年に社殿再建をした際に、参道を挟んで左右二つに分けられたんだそうです。
↓こちらが拝殿を背にして右側
↓こちらが社殿を背にして左側
御祭神はもちろん、富士浅間神社の御祭神でもある女子力高い「木花開耶姫命/コノハナサクヤヒメのミコト」ですねw
9. 撫で守り
さて、御由緒にも書きましたが、こちらの神社には面白い祈願方法があるんですよね(^ω^)
それがこちらの「撫で守り」です!(左側の御守り)
こちらの御守りは、湿疹や腫物、その他諸病一切について御利益のあるというものなんですが、その方法がとってもユニーク!w
この神社に豆腐を奉納して病が治るまでの間、本人もしくは代理人が豆腐を食べない「豆腐断ち」をして、この「撫で守り」で患部をなでると平癒すると言われているんだとかw
んー、てかなぜ豆腐???
稲荷神社なんだし、油揚げじゃないの???
てか、油揚げや厚揚げ、がんもとかなら食べてもいいの???
という、野暮な疑問がふつふつとw
まあ、理由は分かりませんが、昔の信仰なんてそんなもんだよねw
10. 御朱印
最後に、こちらが稲荷鬼王神社の「御朱印」となります!
右側が「稲荷鬼王神社」の御朱印で、左側が山ノ手七福神「恵比寿神」の御朱印ですね(^ω^)
てか、御朱印の中に「歌舞伎町」の文字を見るとは思わなかったぜw
初穂料は、各300円でした。
以上、今回は新宿歌舞伎町にある「稲荷鬼王神社」をご紹介しました!
そんなに境内は広くないし比較的小さな神社ですけど、なにげに見どころが多い!
しかも!
日本で唯一「鬼王」の名を持つ神社
なので、一度参拝してみる価値ありだと思います(^ω^)
僕的には、新宿でここまで気持ち良さを感じる神社ってなかなかないので、良い神社見つけたなって感じでした。
鬼王はちょっとイメージと違ったけど…w
「豆腐断ちをして、撫で守りで病気平癒する」という面白い御利益もある神社ですので、健康にお悩みの方、ご不安のある方は一度参拝してみるといいかもですね!(^ω^)
さて、5月の連休は帰省して、また茨城の神社仏閣を巡ったり、産土神社を参拝したりしようと思ってますので、その辺りのことは改めて記事にしたいと思います。
ではまたー!
稲荷鬼王神社
〒160-0021 東京都新宿区歌舞伎町2丁目17-5
TEL:03-3200-2904