こんにちは!
つらたんです!
前回の記事で、最近新宿界隈の神社巡りをしていると書いた通り、今回も新宿の神社をご紹介します!(^ω^)
今回ご紹介するのは、西早稲田にある「穴八幡宮/あまはちまんぐう」です!
以前コージさんと車でこの神社の前を通った時に、
「ここの神社もいいよ」
と言われたことがあったんですが、今まで一度も来たことなかったんですよね(^ω^;)
では、なぜ今回こちらの神社を参拝しようと思ったかと言うと、実はこちらの神社、
僕にとっての「鎮守神社/ちんじゅじんじゃ」だからなんです!
は?(´・ω・`)
鎮守神社ってなんぞ?
と思われた方もいらっしゃるかと思うので、簡単に説明しますと…
生まれた土地にはその土地に宿る「産土神/うぶすながみ」という神様がおり、人にはそれぞれ自分個人を担当して下さる魂の親のような神様がいらっしゃるんだそうです。
生まれる時に、魂と肉体を結んでくださった神様なんだとか。
この神様は生涯変わることはなく、その人にとって一番ありがたく一番可愛がってくれる神様で、その神様がいらっしゃる神社を「産土神社/うぶすな神社」と言います。
つまり、その人にとってオンリーワンの神様なんです!(゚∀゚)
氏神もその地域の神様ですが、氏神は土地、産土神は人なので、稀に同じになることもあるそうですが、必ずしもイコールではないとのこと。
例え同じ土地に生まれた人であっても、人それぞれ産土神や産土神社は異なるそうで、ブログ読者の方から産土神社について教えてもらい、この度鑑定士の方に僕の産土神社を調べてもらいました。
産土神社については改めて参拝してから記事に書かせて頂こうと思いますが、僕のように地元から離れて住んでいる場合、地元にある産土神社にはなかなかいけませんよね?
そういう時、遠く離れていても産土神と繋がれる近くの神社が「鎮守神社」というわけです。
そして、僕にとっての鎮守神社が、今回参拝した「穴八幡宮」というわけなんですね(^ω^)
実際参拝してみたところ、気持ち良いのはもちろんのこと、拝殿で産土の神様に向けて御礼を申し上げていると、なんだか心が震えるような涙が出そうな感覚があって、他の神社では感じない別の感覚がありました。
5月に帰省した際には、きちんと産土神社を参拝して来ますので、その時のことはまた改めてご報告しますね!(^ω^)
それでは、詳しく書いていきたいと思います!
目次
1. 御由緒
穴八幡宮の御由緒ですが、社伝によると1062年(康平5年)、平安時代後期の武将「源義家/みなもとのよりいえ」が奥州(現在の福島・宮城・岩手・青森)から凱旋の途中、この地に兜と太刀を納めて、八幡神を祀ったのが始まりとのこと。
歴代の徳川将軍も度々参拝していたそうで「幕府の祈願所・江戸城 北の総鎮護」ともされていたそうですよ(^ω^)
また、こちらの神社は毎年冬至から節分まで授与している「一陽来復御守」が有名で、金運(金銀融通・商売繁盛)に効果的とめっちゃ評判!
授与期間には1~2時間待ちの長蛇の列が出来るんだとか!( ºωº ; )
結構近くに住んでるのに、全然知らんかったwww
さらに、穴八幡宮は「蟲封じ」の御利益も有名!
蟲封じとは、疳(かん)の虫によって引き起こされるとされる子供の夜泣き、不機嫌などを封じるまじないの事で、明治12年(1879年)には大正天皇が幼少期、こちらの神社で蟲封じの祈祷を受けてるそうです。
でもここでひとつ疑問が。
穴八幡宮という社名ですけど、
「穴」ってなんだ!?(゚д゚ ; )
と思いましてw
なにか禍々しい由来があるのではっ!?
と思って調べてみたところ…
寛永18年(1641年)に八幡神を祀る別寺を建てるために南側の山裾を切り開いたところ、横穴が見つかったんだとか。
その穴の中からはなんと!
「金銅の御神像」が現れたとのこと!
それから「穴八幡宮」と称されるようになったんだそうですw
別に禍々しくなかった…w
2. 御祭神
天八幡宮の御祭神は、以下の3柱になります。
- 応神天皇/おうじんてんのう
- 仲哀天皇/ちゅうあいてんのう
- 神功皇后/じんぐうこうごう
応神天皇、仲哀天皇、神功皇后は、以前参拝した大田区にある「磐井神社」に祀られていた神様方ですね(^ω^)
この3柱の神様については以下の記事で詳しく書いてますので、気になる方はそちらをご覧ください。
関連記事:かわいい限定御朱印が人気!大田区【磐井神社】行ってみた!ぶらり寺社巡り
八幡宮にお祀りされている祭神は、応神天皇を主座とする「八幡神/はちまんしん」で、仲哀天皇は応神天皇の父、神功皇后は応神天皇の母にあたり、この3柱の神様はセットで「八幡三神」と言われているんだそうです。
先ほど書いた磐井神社も名前こそ神社ですけど「武蔵国八幡総社」なので、実は八幡宮なんですねw
3. アクセス
さて、穴八幡宮へのアクセスですが、東京メトロ東西線「早稲田駅」から徒歩3分!
激近っ!w
2番出口を出れば、もう左手に赤い鳥居が見えますので、直ぐに分かります!(^ω^)
4. 大鳥居/一の鳥居
横断歩道を渡ると、めっちゃ鮮やかな鳥居が目の前に!
周りの風景からかなり浮いてますなあw
また、鳥居の足を支えているのが亀さんでしたw
ある意味、拷問w
因みに、この鳥居の先は小高い丘のようになっていて、神社へは石段を登って行くのですが、この一帯はなんと「前方後円墳」なんだそうです。
元々古代のお墓の上に造られた神社なんですね(^ω^)
5. 流鏑馬像
大鳥居の左側にはこちらの「流鏑馬/やぶさめ」の像があります。
天八幡宮と流鏑馬の関係は、8代将軍:徳川吉宗が、世継ぎの疱瘡平癒祈願のために流鏑馬を奉納したのが始まりだそうで、その後も世継ぎ誕生や厄除け祈願として奉納されていたそうです。
ただねー(´・ω・`)
立派な像なのに、高い位置にあるせいで顔があまり良く見えないのが残念w
6. 二の鳥居
一の鳥居をくぐって少し石段を登ると、石造りの「二の鳥居」があります。
で、この鳥居の右側にある木が結構立派だったんですよね~♪
石碑によると昭和5年に植えられた木のようです。
そして、二の鳥居をくぐった石段の先に真っ赤な「随神門」が見えてきます。
7. 随神門 (光寮門)
一の鳥居同様、鮮やかな随神門ですねー(^ω^)
かなり新しい建物と言う印象だったので調べてみると、平成10年(1988年)に建てられた門とのこと。
古書を元に、室町時代の様式で再建されたものだそうです。
勅額には「光寮門」と掲げられていました。
そして随神門を抜けると、スッキリとした参道と境内が広がります。
参道の右手に何やら赤い建物が…
8. 布袋尊像の水鉢
こちらは、新宿区の有形文化財に指定されている「布袋尊像の水鉢」です。
左側が「布袋尊像の水鉢」で、江戸城に置かれていた水鉢が徳川家光により奉納されたものらしく、東京23区内で最古の水鉢なんだそうです(^ω^)
なお、ここに置かれているのはレプリカなので本物ではないのですが、参拝者が撫でていくのか像がところどころ黒くなっていました。
また、右側には布袋様仕様の手水舎がありました。
袋から水が出ている手水舎って、ちょっと珍しいですよね!
手水を済ませて、いざ拝殿へ向かいます!
9. 拝殿
こちらが穴八幡宮の「拝殿」になります!
え…?(´・ω・`)
なんか黒いんだけどw
鳥居も随神門もその他建物も全て鮮やかな朱色だったので、拝殿もてっきり同じ色合いかと思っていたのに、まさかの黒www
なんで?
なんでなの??w
理由はよく分かんないですが、黒に金の装飾が施されていて、なんだかクールで厳かな雰囲気の社殿でした!
こちらの社殿を含む多くの建物は、昭和20年(1945年)の東京大空襲によって焼失してしまったとのこと。
東京あるあるですね…(´・ω・`)
その後、昭和36年(1961年)に御鎮座900年事業として始まった工事によって再建され、現在に至るそうです。
で、冒頭にも書いたように、こちらの拝殿で産土の神様に御礼を申し上げていたところ、妙に気持ちが不安定になって、涙が出そうな感覚になりました。
んふう…(´;ω;`)
みたいなw
気持ちが不安定と言うのは、決して不安にかられるとか嫌なものを感じるとかそういうのではなくて、なんていうのかなあ…
感動にも似た感覚がじわじわと湧く感じ?
鎮守神社だからなのかも知れないけど、初めて行った神社なのにこういう事もあるんですねえw
10. 御神木
そして拝殿の左手には、すんげえ立派な木が!!
御神木かな?( 'ω' )
と思ったのですが、注連縄が巻かれていないんですよね。
でも社殿のすぐ脇にあるし、境内でも一番立派な木だったので、恐らく御神木なんじゃないかとw
根本に行くと、かなり気持ち良さを感じる巨木でした!(^ω^)
続いて境内をプラプラと見回ります。
11. 鼓楼
随神門から見て左手に、これまた鮮やかな「鼓楼」があります。
鼓楼とは、太鼓を設置するための建物のことで、こちらは平成27年(2015年)の建立だそうです。
めっちゃ最近じゃん!!w
12. 神武天皇遥拝所
鼓楼の隣には、こちらの「神武天皇遥拝所/じんむてんのう ようはいじょ」があります。
神武天皇は、紀元前660年に奈良県橿原で即位したとされる「初代天皇」ですね。
この場所から、奈良県橿原市にあり神武天皇が祀られている「橿原神宮」の方向へ遥拝ができるんだそうです。
てか、ここの狛犬がなんか独特で、頭になんか乗っかってましたw
えっと…バナナとりんごかな…?( 'ω' )
13. 出現殿
そしてこちらは、境内を少し下ったところにある「出現殿」です。
御由緒でも書きましたが、神像の出現した穴があった場所に建てられた建物で、平成18年(2006年)に造営されたそうです。
門扉が施錠されていて直接参拝が出来ないので、社殿は塀の隙間から頑張って撮影しましたw
さーて、一通り参拝も済んだので、社務所で御朱印や御守りを見にいきます(^ω^)♪
14.「一陽来復」御守り
さて、穴八幡宮で一番有名なのが、金運アップ・金銀融通に絶大な御利益があると言われる「一陽来復御守り」です!
「一陽来復」とは、陰が陽に返ること(凶事の後に吉事が回ってくること)を意味していて、この御守りの頒布は、江戸時代元禄年間(1688年~1704年)からの歴史があるんだそうです。
・「一陽来復御守り」の種類
「一陽来復御守り」には2種類あって、「一陽来復御守/800円」と「一陽来復懐中御守/300円」があります。
「一陽来復御守」は壁や柱にお祀りするタイプ(上のイラスト)でこれが最も有名!「一陽来復懐中御守」は財布に入れるタイプの御守りになります。
実はこの御守りの授与方法には決まり事があるんです!(`・ω・´)+
・「一陽来復御守り」の授与
一陽来復御守りの授与期間は、冬至からの1ヶ月半程度しか頂く事が出来ないんですよ。
授与期間 | 冬至 (2018年は12月22日) 5時~21時 ※時間は年によって変更の可能性あり。 |
冬至の翌日から大晦日 8時~9時 ※時間は年によって変更の可能性あり。 | |
元旦から節分 (2月3日) 9時~17時 ※時間は年によって変更の可能性あり。 |
授与開始の初日が冬至なのは、1年で最も陽が短い「陰の日から陽に転じる」からだそうで、この御守りは早く入手すればするほど縁起が良いとされているらしく、授与初日や休日には1~2時間待ちとかめっちゃ混雑するらしいですw
もう!みんな欲まみれなんだからあ!(´・ω・`)-3
↑おまいうw
僕が参拝した日は既に授与日を過ぎており、実物がないのでイラストで書きました。(上の画像)
紙が手巻き寿司みたいに巻かれていて、中央に「一陽来復」と書かれている御守りです。
・「一陽来復御守り」の祀り方
さて、頂いた「一陽来復御守り」ですが、祀り方にも決まりがあります。
こーんな感じ。
祀る日 | 冬至・大晦日・節分のいずれかの日 |
祀る時間 | 深夜0時ちょうど |
祀り方 | 柱や壁の天井近く(なるべく高い位置)に、文字を翌年の恵方に向けて設置 |
祀り方について補足をすると、つまり「一陽来復」と書かれた文字を翌年の恵方の方角に向けて、御守りは恵方と反対側の壁や柱に設置するってことですね。
で、僕が参拝した日はもう3月末だったので、
あー、もう御守りは頂けないなあ…(´・ω・`)
とか思っていたのですが、社務所を覗くと、そこには300円の「懐中御守」がっ!!
わお!あるじゃん!!(゚∀゚)
なので、こちらの「一陽来復 懐中御守」を頂いてきました。
懐中御守であれば、授与期間が過ぎても通年で頂けるのかな?
お祀りする日は過ぎてしまったので、御利益の程は分からないけど(^ω^;)
あ、そうそう!
社務所の方に聞いたところ、穴八幡宮では「おみくじ」は授与してないんだそうです。
15. 御朱印
そしてこちらが、穴八幡宮で頂いた「御朱印」になります!
おおっ!力強い!!(゚∀゚)
社名ではなく「一陽来復」と書かれた御朱印なんですねー、珍しい♪
初穂料は「お気持ちで」とのことだったので、300円をお納めしてきました。
なお「一陽来復御守り」の授与期間(冬至から節分)は御朱印を頂けないそうなのでご注意を!
16. 穴八幡宮近くのたい焼き屋さん
さて、参拝を一通り終えての帰り道。
穴八幡宮の「一の鳥居」の横断歩道の先に、たい焼き屋さんがありました。
それがこちらの「鳴門鯛焼き本舗 高田馬場店」!
今までお店を見たことはあるんですけど、一度も食べたことがなかったんですよね(^ω^)
養殖と言われる量産型の型ではなく、一丁焼きの天然たい焼きですし、これは食わねば!と思ってw
僕が買ったのはこちらの「アイス最中小豆入り 160円」と、
こちらの「天然たいやき 十勝産あずき 180円」です。
実は僕、今歯医者で詰めものを交換中なんですよw
なので正直アイス最中は、工事中の歯にガツンと染みて、
あびゃああああああああああああっ!!
となって、クネクネと悶絶www
味を感じるどころの話ではなくなってしまい、きちんと味を堪能出来なかったんですが、天然たいやきはマジうまでした!w
皮がパリッとしてて、餡も甘すぎず重くない感じ!
冷めても普通に美味しいたい焼きでしたので、みなさんも参拝に行かれた際には是非立ち寄ってみてくださいね♪(^ω^)
アイス最中は、歯を工事中の方は注意が必要ですw
地獄見ます、地獄w
17.「一陽来復」御守りゲットしました!2019年2月追記
さて、この記事を書いてから10ヶ月後の2019年1月29日、
再度「穴八幡宮」に行ってきました~!(^ω^)
実はこの御守りのこと、気持ちいいくらいスーーーッカリ忘れていたんですが、ホントたまたまなんですけど、1月28日にネットで穴八幡宮を見かけて思い出したんですw
あっ!節分までじゃなかったっけ!?( ºωº ; )
みたいなw
で、カレンダー見たら、翌日1月29日が縁起が良さそうだったので…
もうその日に行くしかないよね!w
この日は平日だったし、ネットの情報にはめっちゃ混むと書かれていたので、腹をくくって有給使いましたw
で、ネットには、行列の写真とともに「1時間待ち」とか「4時間待ち」とか書かれてたんですが、いざ行ってみると…
あれ?それほどでもない?(´・ω・`)
露店は出ているものの、参道もそんなに混んではいない様子…
いや、騙されるな!(`・ω・´;)
それがヤツの手だ!!
どうせ拝殿のほうは長蛇の列が出来ているはず!!
と思い、拝殿のほうに向かってみると…
あるぇ…?(´°д°`)
いないですねえ…人…w
平日だったからなのか、はたまた頒布期間が終了間際だったからなのか、境内にはぽつぽつ人がいる程度…
まあ、取りあえず拝殿でご挨拶を済ませて、「一陽来復」を授与している社務所のほうに行くと…
人すくなっ!!Σ(゚д゚ ; )
10人位しか並んでねえwwwww
というわけで、大した苦労もなく、「一陽来復」御守りをゲットしましたw
ゆ…有給まで使ったワイって一体…(´・ω・`)
まあ、寒い中行列に何時間も並ぶよりはずっといっかあw
もしかすると「平日+頒布終了間近」の日ってのはオススメなのかも知れないですねw
因みに、僕の帰り際にはそこそこ人が増えてました。
やっぱそれなりに人が来るんですねー(^ω^;)
そして最後に、こちらが家にお祀りした「一陽来復」御守りになります!
2月3日の節分から、4日に日付が変わる24時に恵方に向けて祀らせて頂きました!
あー、御利益あるといいなあ~♪
というわけで以上、早稲田にある「穴八幡宮」をご紹介しました!
いやあ、今回初めての参拝でしたけど、拝殿では特別な感覚があったし厳かな雰囲気の神社なので、とても気持ちの良い参拝が出来ました!
むしろ、なんで今まで来なかったんだろう?( 'ω' )
って感じw
「鎮守神社」でそういう感覚があったってことは、産土神社に行ったらもっと何かを感じられるのかなあ?
とは言え、実は僕、産土神社と知らずに過去その神社に何度か行ったことあるんですよねw
境内はきれいに整備されてるんですが、普段は無人の神社なんです。
参拝した時は確かに気持ちいい神社だったんですけど、その時は自分にとっての産土神社だと知らなかったので、早くも5月に帰省するのが楽しみです♪
産土神社を参拝したら、改めてご報告させて頂きたいと思います!(^ω^)
あ、境内の枝垂れ桜が綺麗だったので、そちらの写真も載せときますね!
ではまたー!
穴八幡宮
〒169-0051 東京都新宿区西早稲田2丁目1-11
TEL:03-3203-7212