こんにちは!
つらたんです。
6月18日(月)7時58分頃、大阪北部で最大震度6弱の地震が発生しました。
僕は通勤の為、ちょうど家を出るところでアラートが鳴って気付きました。
まず最初に思ったのが、大阪に住む妹夫婦や姪っ子、甥っ子の安否!
すぐに妹にLINEを送ったところすぐに連絡がついて、みんな大事ないということで安心したのですが…
その後送られてきた写真を見てビックリ!
もう、家の中がすっちゃかめっちゃかです!( ºωº ; )
今回の地震は311と異なり、内陸直下型だったようなので、かなりダイレクトに揺れたんだと思います。
東京は全然揺れなかったので、まさか関西がこんなことになっているとは…!!
いやあ、311で被災した時のことを思い出しちゃいました…(´;ω;`)
関連記事:東日本大震災から今日で6年!お祈りしてきました!
取り合えず、みんな怪我もなく元気とのことなので、思わず手を合わせてお不動様に御礼言っちゃいましたよw
しかし、今回の地震で亡くなられた方、お怪我をされた方、家が壊れてしまった方などもいらっしゃいますし、震源地付近は断水や停電などがあったり、余震があったりと生活は大変かと思います。
被災された皆様の日常が一日も早く戻りますよう、謹んで心よりお祈り申し上げます。
さて、今回は築地にある「波除稲荷神社/なみよけいなりじんじゃ」をご紹介したいと思います!
実は最近忙しい日々が続いておりまして、全然神社仏閣に行けていません(^ω^;)
なので、こちらの神社を参拝したのは4月末w
ちょうどGWに実家へ帰省する前に参拝した神社になります。
社名に「波除」とついている通り、築地らしく「海」にまつわる御由緒を持つ神社ですね。
ここも結構気持ちの良い神社でしたので、詳しくご紹介したいと思います!
目次
1. 御由緒
では、先ずは波除稲荷神社の御由緒から!
波除稲荷神社は「築地市場」の近くに鎮座している神社で、創建は今から約350年前の萬治2年(1659年)!
結構歴史ある神社なんですねー!(^ω^)
当時この一帯は海だったそうですが、築地を埋め立てる際、この辺りは波が激しくめっちゃ埋め立て作業が大変だったそうです。
堤防を築いてもすぐに持ってかれちゃうレベルだったそうなw
そんなある夜の事、光りを放ちながら海面を漂うものがあり、人々が不思議に思って船を出してみると、それは立派な稲荷大神の御神体だったんだとか。
そして現在の地に社殿を作りお祀りしたところ、波風がピタリと治まり、埋め立て工事は順調に進んで、サクッと完了したとのこと。
そこから「災難を除き、波を乗り切る」 波除(なみよけ)のお稲荷様として「災難除・厄除・工事安全」、そして神社周辺がどんどん活気づき、築地が現在のような繁華街になったことから、商売繁盛等の御神徳があるとされているそうです(^ω^)
お稲荷様でありながら「五穀豊穣」以外の御神徳って珍しいですよねw
2. 御祭神
さて、波除稲荷神社の御祭神ですが、言わずもがなお稲荷様と言えばこのお方!
「倉稲魂命/ウカノミタマノミコト」になりますw
全国稲荷神社の総社「伏見稲荷」の御祭神である「宇迦之御魂神/ウカノミタマノカミ」と同じ神さまですね。
稲荷神は「古事記」では「宇迦之御魂神」、「日本書紀」では「倉稲魂命」と表記されているので字面こそ違いますが、同じ神様になります(^ω^)
3. アクセス
波除稲荷神社へのアクセスですが「都営大江戸線 築地市場駅」A1出口から徒歩5分ほど。
築地市場内にあるのではなく、市場外にある神社なので、市場に近いけど分かりにくいかも知んないです。
なので、駅を出たらナビアプリなどを使うと迷わないと思います( 'ω' )
市場外にあるこの大通りの一番奥に目的の神社があるのですが…
いやあ、人が多かったー!( ºωº ; )
特に外国からの観光客!!
もう長いこと築地に行ってなかったけど、海外からの観光客めっちゃ増えたんですねー(^ω^;)
新宿・渋谷はあまり気にならないけど、築地は外国人増えたなーってガチで思いましたw
朝10時位に行ってこの賑わいなので、ゆっくり参拝したい方はもっと早めに行ったほうがいいかも知んないですねw
さて、市場外の通りを人混みをかき分けながら歩いて行くと、道の突き当りに赤い「鳥居」が見えてきます。
4. 大鳥居
こちらが波除稲荷神社の「大鳥居」です。
もう、鳥居の外からでも人がすんげえな…( ゚д゚)
なお、鳥居の左側にあるこちらの大きな木!
こちらは「枝垂れ銀杏」と言う木なんだそうです。
枝垂れのイチョウって初めて見たかも!!
かなり立派な御神木なので、これは是非とも秋の紅葉時期に見に来たいですねー(^ω^)
5. 獅子殿
境内は行ってすぐ右手にあるのが、こちらの「獅子殿」です。
社殿には、巨大な獅子頭が安置されています。
全部金歯…(´°д°`)
この獅子頭は「厄除天上大獅子」と言い、雄の獅子なんだとか♂
樹齢約3000年の大木を使って造られ、なんと高さが2.4m、幅3.3m、重さが1t!
この大獅子は江戸末期に一度焼失しているそうで、平成2年に鎮座330年を記念して再興されたんだそう。
6月に行われる「つきじ獅子祭」では、巨大な獅子頭が宮から出され、築地の街を担がれながら巡行するそうですよ(^ω^)
6. 弁財天社
そして、獅子殿と向かい合わせで反対側にあるのが、こちらの「弁才天社」です。
こちらに安置されている獅子頭は「弁才天お歯黒獅子」と言い、雌の獅子頭です♀
「つきじ獅子祭」の際、この獅子頭の宮出・宮入は、女性限定で行われるんだとか。
因みに「お歯黒」ってのは、歯を目立たなくして顔つきを柔和に見せるために、明治初期まで行われた女性の習慣だそうですが…
ぶっちゃけ白いほうがええやん…(´・ω・`)
だってこれよ?w
普通にこえーわ!!!( ºωº ; )
この弁才天社は摂社ではありますが、波除稲荷神社が創建した際に祀られたのが始まりだそうで、御祭神は「市杵島姫命/イチキシマヒメノミコト」という女性の神様になります。
弁財天と同一視される神様ですね(^ω^)
7. 社殿
はい、そしてこちらが波除稲荷神社の「社殿」になります!
この社殿を見た僕の第一印象としては、
わーい、江戸情緒あふれる社殿だー♪(^ω^)
って感じだったんですよ。
↓拝殿もこんな感じだったんでw
ね?( 'ω' )
江戸っぽいでしょ?
なので、
江戸時代に建てられた社殿に違いない!(`・ω・´)+
とか自信満々に思ってたんですけど、調べてみたらこの社殿の造営は昭和12年(1937年)なんだってw
はっずwwwww
江戸全然関係なかったwww
なので、約80年ほど前に建てられた社殿みたいですw
因みにこの社殿、戦前では東日本で最後に造営された社殿なんだとか。
ああ、東京大空襲で焼けなくて良かった良かった~(゚∀゚*)
東京23区内で戦火にやられてない社殿って、ある意味レアですからねw
あと、獅子頭があるせいか、狛犬がなかったのも印象的な神社でした。
参拝した時にはちょうどご祈祷も聞けたし、人は多いけど境内の空気が気持ち良い神社で、ホント癒される場所でしたよ!(^ω^)
あ、でも一個だけ残念だったのが、社殿の前に停まってたこの車!
ここが正式に車を停める場所なのかもだけど、狭い境内には観光客がいっぱいいる訳ですよw
外国の方やツアー客なんかがわんさか!
そこにこの車(しかもプリウスw)なもんだから、もうね、境内の混雑ぶりと言ったらご想像の通りでしたw
他にちゃんとした駐車場があるといいんですけど、東京土地ないし、あっても高いですからねー(^ω^;)
さて、社殿でのご挨拶も済ませたので、続いて境内を見て回る訳なんですが、
この神社はですねー、
とにかく碑が多かった!www
8. 境内は碑だらけ!!
さすが魚を扱う市場なだけあって、それに因んだ珍しい碑や塚が境内に数多くあったのですが、あまりにも多いので、サクッとご紹介だけしていきますw
・活魚塚/鮟鱇塚
活魚塚wwwww
斬新wwwww
こちらは昭和59年、東京築地魚市場の組合によって建立された塚で、命を頂くという感謝を人々に再認識してもらうために建てられたそうです。
まあ、市場だし、魚への感謝と供養っつーことで、まあ分からなくもないですがw
そして、活魚塚の隣にあるのが「鮟鱇塚/あんこうづか」!!
魚介類、指名でキターーーー!!www
でもさ…
鮟鱇ってなかなか食卓に並ばないイメージだし、塚に祀っちゃうほど身近な魚ではない気が…w
サンマ塚、アジ塚、イワシ塚とかのほうが造られやすそうですけどねw
この塚は昭和48年、魚河岸の仲買人によって建立されたものだそうです。
・海老塚/すし塚
甲殻類もキターーーーー!!
こちらは昭和48年、てんぷらの協同組合と、海老を扱う法人によって建立されたそう。
てっきり奉納者は海老加工業者とかそっち系かなと思ったら、てんぷら…?
てんぷらって海老だけじゃないやんw
そして海老塚の隣には「すし塚」なるものが!!
さすがにこれは予想外wwwww
加工品も祀るんかいwww
だったら「米塚」も作れよと言いたくなるレベルwww
この塚は昭和47年、東京の鮨の組合によって建立されたそうです。
・昆布塚
海藻まで祀られてるwwwww
もはや塚を建てんのが流行っていたのかと思うくらい、なんでもありだなwww
こちらは平成28年、法人により建立されたものだそう。
・玉子塚/天祖神社
たwwwまwwwごwww
ついに魚介関係なくなったあwwwwww
え?なんで鶏??
確かに築地市場は、串に刺した厚焼き卵が有名だけど、そこからなのか?w
魚とか一切関係ないけどw
理由は分かりませんが、こちらは平成5年に鶏卵の組合によって建立された塚だそうですw
そして玉子塚の横には「天祖神社」があり、以下4柱の神様がお祀りされていました。
- 天照大神/アマテラスオオミカミ
- 大国主命/オオクニヌシノミコト
- 少彦名命/スクナヒコナノミコト
- 天日鷲命/アメノヒワシノミコト
・吉野家碑
鶏に続いて、牛もキターーーーー!!wwwww
この碑は吉野家の創業の地が築地であったことから、平成28年に記念碑として建立されたそうです。
へえー、吉野家って築地から全国に広がって行ったんですねー、全然知らなんだ( 'ω' )
個人的に、次は豚あたりが来るんじゃないかと踏んでるんだけど、どう思います?w
「豚塚/とんづか」とかw
・おきつね様
こちらは由緒が不明だそうで、詳しいことは分かっていないそうですが、境内左手の一番奥に祀られていました。
おー、良かったwww
一瞬「油揚げ塚」かと思ったぜ…(^ω^;)
いや、待て自分…( ゚д゚)
由緒が不明ってことは、この流れから充分あり得るんじゃ…
さて、これにておびただしい数の碑や塚を見終えたので、最後は社務所に行って「御朱印」を頂きます。
9. 御朱印
こちらが、波除稲荷神社の「御朱印」となります!
右が「波除稲荷神社」の御朱印で、左が「弁財天社」の御朱印です。
どちらの御朱印も、神社に祀られている獅子頭の判が押された御朱印なんですねー(^ω^)
これはこれで珍しいw
毎月7日には、七福神の御朱印も頒布されているそうです。
初穂料は各300円でした。
10. 御朱印帳
そして、こちらがオリジナルの「御朱印帳」になります。
獅子頭があしらわれた、珍しいデザインの御朱印帳です!(^ω^)
初穂料はちょいとお高め、1700円でした。
11. つらたんオススメ!茂助だんご
さて、恒例となりました!
つらたんの「築地に来たらこれくっとけ!」のコーナーです!
(こんなコーナー今までしたことないw)
まあ、コーナーは冗談として、築地市場には個人的におすすめする甘味がありまして。
それがこちら!
「茂助だんご」です!
ここのお団子、ほんと美味しいんですよ♪
明治31年創業のお団子屋さんで、餡団子が1本171円とちょいお高めなんですけど、餡がめっちゃ旨い!!
うちのお袋も大好きで、帰省前になると、
「実家への土産に買ってこいや」
と命令がくだりますw
遅く行くとなくなってしまう日もあるんだとか。
写真はちょっとカバンに突っ込んでたので、餡が荒ぶってますが、買った時はもっときれいですw
甘いものが好きな方や和菓子が大丈夫な方であれば、本当に美味しいので是非食べてみてくださいね!(^ω^)
あ、でも築地まで行かなくても、銀座にある「松屋銀座」のデパ地下でも買えたりもしますよ。
営業時間 | 5:00~13:00 |
定休日 | 日曜・祝日 休市日(築地市場が休みの日) |
というわけで以上!
今回は東京築地にある「波除稲荷神社」をご紹介しました!
参拝してみての感想ですが、ここはなんか「江戸の雰囲気」が残っているという感じのする神社でした。
神田明神も江戸っぽい雰囲気がありましたが、またちょっと違う感じの江戸っぽさっていうのかな?
神田明神は「華やかな江戸」って感じでしたが、ここは「ローカルな江戸」って感じ?
ホント、漁師町に住む人々が信仰した神社って感じでした。
たまに昔の雰囲気が残る神社ってありますが、ここはそんな感じがしましたねー。
築地市場からすぐなので、もし築地に行かれた際には、是非寄ってみてくださいね(^ω^)
そして、だんごも食べてみてね?w
ではまたー!
波除稲荷神社
〒104-0045 東京都中央区築地6丁目20-37
TEL:03-3541-8451