こんにちは!
つらたんです。
いつもと違うのでタイトルを見て、
一体なんぞ!?(´・ω・`)
と、思われた方もいるのではないかとw
まあ、タイトルそのまんま今回は「書籍レビュー」を書いていきたいと思います(^ω^)
つっても、ぶっちゃけ僕、
レビューなんて書いたことねえよ…(´°д°`)
って感じなのですがw
子どもの頃、読書感想文とか超苦手だったしwww
実はですね、今回ご紹介するのは「神坐(いま)す山の物語」という本なんですが、以前記事にした「武蔵御嶽神社」に関係する小説でして、ブログ読者の方から教えて頂いた本なんですよ~♪
御岳山・武蔵御嶽神社の記事はこちら↓
関連記事:犬同行で参拝OK!東京都青梅市【御岳山/武蔵御嶽神社】に行ってみた!ぶらり寺社巡り
で、さっそくamazonでポチって読んでみたところ、これがホント不思議な世界に引き込まれて面白い本だったんです。
この本は御岳山や武蔵御嶽神社に行く前に読んでおくと、登山や神社参拝が一層楽しめると思うので、是非ご紹介したいなあと(^ω^)
かくいう僕も、
あああああっ、もっと早くに読んでおけば良かったああああああ!!
:(;゙゚'ω゚'):
ってな感じになりましたのでw
で、レビューだけではつまんないので、本や作者にまつわるちょっとした豆知識なんかもぶっこみつつ、ゆるーく書いていこうと思います(^ω^)
1. 著者 浅田次郎とは?
さて、では先ず著者について。
「神坐す山の物語」の著者は「浅田次郎/あさだじろう」さんになります。
まあ、あまり本を読まない方でも名前は知っているレベルの有名な方ですね!( 'ω' )
浅田次郎さんは「鉄道員/ぽっぽや」で直木賞を受賞、2015年には紫綬褒章を贈られているスゲー方です!w
「鉄道員/ぽっぽや」は1999年、高倉健さんや広末涼子さんが出演した映画が公開されているので、作品名を知っている方も多いのではないかと思います。
因みに、浅田次郎さんは作家デビューが1991年とのこと。
つまり、40歳でデビューってことになりますけど、小説家としては結構遅咲きなんですかねえ?
ちょっと小説業界に詳しくないので分かりませんがw
デビューまでは色々なお仕事をされていたそうで、陸上自衛隊だったり、婦人服のアパレルだったり、競馬予想家や雑誌ライターなんかもされていたんだそうですw
2. どういう本?物語の舞台は?
「神坐す山の物語」は、2014年に発行された短編集で、この本の舞台は、奥多摩(東京都青梅市)にある御岳山になります。
2019年3月撮影 武蔵御嶽神社から見る御岳山
実は浅田次郎さんの母方のご実家が、
御岳山で宿坊を営んでいたんだとか!!
もうそれだけでもビックリなんですが、浅田さんの曾祖父や叔父さん(母親の兄)が、御岳山で宮司をされていらっしゃったんだそうです!
ええー、すごい!!Σ(゚д゚ ; )
本に「武蔵御嶽神社」の名前は書かれていませんでしたが、恐らく神社の神職に就かれていた方かと思われ…
2019年3月撮影 武蔵御嶽神社
つまり、浅田次郎さんは御岳山と御岳の神様に御縁の深い方だったんですねー(´°д°`)
本では、まだ子供だった浅田少年が見たり伝え聞いた、御岳山での不思議な話やちょっぴり怖い話、ほろりとしてしまう話が短編集として綴られています。
しかもこれらの話、多少の脚色はあるものの、
全て実話なんだそうです!( ºωº ; )
まあ、確かに読んでいると、あまりに書かれている内容が詳しすぎて、
子供の頃のことをそんな詳細に覚えてるもん!?( 'ω' )
と、ツッコミたくなる部分もたまにありますが、読んでいて作り話っぽさは全くなかったですね。
やっぱ霊山に住んでいると、そういう不思議な体験をしたりするんでしょうねー(^ω^)
因みに、御岳山で宿坊を営んでいたというお母さんのご実家は「山香荘」という宿坊で、なんと現在も営業されています!
もうね、興味津々!!w
さっそく、Googlemapで確認してみると~…
出典:Googlemap
出典:Googlemap
出典:Googlemap
出典:Googlemap
ぎゃああああ!泊まってみてえwwwww
こちらの宿坊は江戸時代からあるそうで、300年近い歴史があるんだとか!
静かな山の中でこんなところに泊まれたら、絶対癒されるに決まってんじゃんかよお!!(*´Д`)
山香荘のHPでは、浅田さんが宿泊された時の写真や、浅田さんのお母さんの写真なども見ることが出来ます(^ω^)
出典:山香荘 HPより
お母さん、ベッピンさんですよね!(^ω^)
HPに宿泊料金は書かれていませんでしたが、旅行サイトを見るとプランにもよりますが、一泊大体12,000~13,000円位みたいです。
また、泊まらなくても、2,000円ほどで入浴と食事が出来るセット(入浴・蕎麦・生ビールのセット)なんかもあるそうなので、御岳山登山の帰りに寄ったら最高でしょうね♪
あああああ、もっと早く知ってればなあー(´・ω・`)
今度行くときは絶対寄ってみよ!w
山香荘
〒198-0175 東京都青梅市御岳山137
TEL:0428-78-8476
3. 「神坐す山の物語」レビュー
2019年3月撮影 御岳山ロックガーデン
さて、ついに…
苦手なレビューを書くぞおおおおお!w
そうですねー、一言でざっくり言うと…
「厳かな山の雰囲気、御神気をまとった本」
という印象でした。
んー、ちょっと分かりにくいですかね?w
なんかね、この本を読んでいると、神様の気配を感じるんですよ。
文章自体に霊山の厳かな雰囲気があって、文字を通して伝わってくるというか…
冗談ではなくて、ホントにそんな感じw
まるで自分が御岳山に居て、目に見えない世界と現世の狭間にいるような、そんな感覚を抱かせてくれる本です。
いやあ、こんな本初めてかも!!(´°д°`)
2019年3月撮影 武蔵御嶽神社境内 大口真神社
さらに、浅田さんの書く文章の風景描写がすごく繊細で、容易に景色や雰囲気を想像できるってのも凄かったです!
さすがプロだわ!!(゚∀゚)
また、この本からは、古き良き時代の日本人の生き方、温もりみたいなものも感じます。
うまく言えないんですけど、現代とは全く異なる、質素で慎ましい暮らしや、目に視えないものに対する畏れと敬意、昔の日本人が大切にしていたもの、みたいな?
その時代に生きていたわけではないのに、なぜか懐かしさを感じるのもなんか不思議でしたねー( 'ω' )
で、本に収録されている物語と、ザックリとした触りはこんな感じ。
(ネタばれではないですが、各ストーリーの概略だけ載せてます)
|
もう、目次を見ただけで雰囲気が独特でしょ?w
で、イラストにも描いていますが、最初の話「神上りましし伯父」にも描かれている神官をされていた浅田さんの叔父さんがですね、
イケオジ臭ハンパないんですわ!!w
なんかもう、生き様が漢!!というか、ロマンスグレーの渋さというか、神に仕える毅然とした姿勢というか、とにかく文章からイケオジ感がビジバシ来ますw
あと、数ある話の中でも個人的に好きなのは最後の「天井裏の春子」ですね。
ネタバレになるので詳しくは書けませんが、ほろりとして、じんわり切ないお話でした(´;ω;`)
現代ではなかなか使われない言葉が文章に多く使われているので、多少の読みにくさはありますが、浅田さんの綴る日本語そのものが美しく、それもこの本の雰囲気を作ってる要素のひとつかな、と思います(^ω^)
4. 御岳山へ行く前に
2019年3月撮影 御岳山からの眺め
僕個人としては、御岳山に行く前に一度読んでおくと、御岳山や武蔵御嶽神社への参拝が、より一層楽しめるんじゃないかなと思います(^ω^)
いや、ぶっちゃけ僕も、御岳山・武蔵御嶽神社に行く前に読んでおきたかったって思いましたもんw
予め読んでおけば、宿坊や人里もスルーせずに、もっと楽しめたなあ~(´・ω・`)
みたいなw
そして、恐らく御岳山に行った事のない方がこの本を読むと、
御岳山に行ってみたい!(゚∀゚*)
って思っちゃうんじゃないかと思いますよ~(^ω^)
というわけで以上、浅田次郎著「神坐す山の物語」の、へっぽこレビューでした!
いや、レビューと言うより感想文だな、これw
もうこういうの、ドチャクソ苦手なんでwwwww
まあ、感じ方は人それぞれなので、僕が抱いた感想とは異なるかもしれませんが、神の山の雰囲気を感じられ、心が静まる本だと思います。
僕なんか最初書籍で購入したんですけど、スマホでいつでも読めるようにkindle版(電子書籍)も購入しちゃいましたしw
目に視えない世界にまつわるお話ばかりですが、おどろおどろしいものではなく、文章が繊細で心が洗われるような気になる、そんな不思議な本です。
スピリチュアルに興味があったり、神社が好きな人にはオススメだと思うので、興味があれば是非読んでみてくださいね(^ω^)
コメントで感想なんかも聞かせて頂けると嬉しいです♪
ではまたー!