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はやぶさ御利益エピソードに力強い御朱印!台東区【飛不動尊】行ってみた!ぶらり寺社巡り

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こんにちは!
つらたんです。

早いもので、今月の11日で「東日本大震災」から7年が経ちました。

もう7年経つんですねぇ…

なんだか早いなあって思います(´・ω・`)

そういう僕も、2011年当時はまだ茨城に住んでいて震災被災者。

詳しくは以下の記事に書いていますが、車ごと津波に呑まれたということもあり、3月11日は自分の願掛けはせず「震災被害者の為に祈る日」と決めて、神社仏閣参りをします。
関連記事:東日本大震災から今日で6年!お祈りしてきました!

まあ、僕には祈る事くらいしか出来ないので…(^ω^;)

今回は丸1日かけて、お寺を3社・神社を1社を回って、お寺では亡くなられた方々の慰霊・鎮魂を、神社では大切な人を亡くされた方々の悲しみが癒えるようにとお祈りしてきました。

僕も震災時にはかなりキツい目に遭いましたけど、幸いなことに周りの人に被害はなかったので、ご家族や友人を亡くされた方々に比べたら取るに足りません。

微力ながら、震災で亡くなられた方々の魂が安らかであるようにと願ってやみません。

 

さて、今回は台東区にある「飛不動尊 正宝院/とびふどうそん しょうぼういん」をご紹介したいと思います!

こちらのお寺を参拝したのは3月11日。

そう、3月11日に回った神社仏閣のうちの一社です。

こちらのお寺にいった理由は「以前から行ってみたい」と思っていたという事もあるのですが、それ以外に、

  1. 不動明王は、亡くなった方が最初に出会い、迷わないようにあの世へと導いてくれる仏様
    亡くなった方が現世に未練を持たないように、剣で迷いを切り払い、縄で魂を救い取り、先導する役目を負ってくれる。
  2. 飛不動は「空を飛び来て、衆生を守りたもうお不動様」と言われており、遠く離れた東北の地へ飛んで行って迷える魂を救ってくれそうな気がする。
  3. 僕の守護神が不動明王なので、お願いするならお不動様しかいない!w

という理由から、こちらのお寺を参拝してきました。

そこまで大きなお寺ではなかったのですが、静かで穏やかな雰囲気の不動尊でしたよ(^ω^)




1. 御由緒

飛不動尊の開基ですが、享禄3年(1530年)に「正山上人」によって開かれたのが始まりとのこと。

正式名称は「龍光山三高寺正寶院/りゅうこうざんさんこうじしょうぼういん」と言います。(なげえw)

1530年って言うと、室町時代!(´°д°`)

織田信長が1534年、豊臣秀吉が1536年、徳川家康が1542年の生まれなので、かなーり歴史のあるお寺です。

正山上人は、熊野(和歌山県・三重県)から吉野(奈良県)にまたがる「大峯山/おおみねさん」で修業をしたお坊さんで、諸国巡歴の途中この地にやってきた際、

「一筋の光と共に、天に昇る龍の夢」

を見たそうです。

その夢を見た正山上人は、

「龍の夢は不動明王の御加護の表れに違いない!」

として、上人はそこに住む村人達の息災延命と自身の旅の安全を祈って不動像を刻み、この地に安置したんだそうな。

そんな夢見ちゃったら、僕なら間違いなく宝くじ買うけどねw

てか、龍の夢がなんで不動明王になるんですかね?(´・ω・`)

仏教にも龍神は登場するし、普通なら「龍神の御加護」ってことになりそうだけどw

不動明王の剣に龍が巻き付いていたりしますけど、何か関係があるのかな?

なお、飛不動尊は「関東三十六不動 第二十四番」に指定されており、御本尊は12年に一度「酉年」に御開帳されるそうですよ(^ω^)

2. 飛不動とは?

さて、この珍しい「飛不動/とびふどう」という名称ですが、この名称にも由来となるエピソードがあります。

お寺が創建して間もない頃、当時の住職がこの「お不動様」を背負って、はるばる大峯山に修行に行かれたんだそうです。

てか、修業は分かるとして、

修行にわざわざご本尊を担いで持っていくもんなのか?w

寺がもぬけの殻じゃんw

当時の住職が何を考えてたのかはさて置き、御本尊がいなくなったお寺で村人達が熱心に祈っていると、御本尊のお不動様が一夜にして江戸の村に飛び帰り、村人達の願いを叶えたんだとか。

そこから、

「空を飛び来て、衆生を守りたもうお不動様」

として「飛不動」と呼ばれるようになったそうです。

昔は交通や医療が発達していなかったこともあり「旅の安全」や、災難・病を吹き飛ばす「厄飛ばしのご本尊」とされていたようですが、近年では、

  • 航空安全…落ちない
  • 受験祈願…落ちない
  • ゴルフ…よく飛びますように

と言った「飛ぶ」にちなんだ面白い御利益があり、寺務所では「飛行機と不動明王が書かれた絵馬」や「ゴルフ守り」など、なかなかユニークなアイテムを授与していましたw

3. 「小惑星探査機 はやぶさ」御利益エピソード

航空安全など空の旅に御利益がある「飛不動尊」ですが、このお寺の御利益エピソードに、JAXAの「小惑星探査機 はやぶさ」の話があります。

はやぶさは2003年に打ち上げられ、世界で初めて地球重力圏外にある天体の表面サンプルを持ち帰ることに成功した小惑星探査機です。

当時ものすごい快挙で日本中を沸かせた話題だったので、恐らくご存じの方もいらっしゃると思います(^ω^)

実はこのはやぶさ、トラブルに見舞われ、2005年12月8日に通信が完全に途絶えてしまったことがあるんです。

かなり絶望的な状況だったそうで、はやぶさのプロジェクトリーダー:川口淳一郎博士が飛不動を参拝し、お祓いを受けたんだそうです。

その後なんと!

2006年1月23日、はやぶさからの電波を受信!!(46日ぶり)

これはもうマジで奇跡的なことだったそうで、担当者でさえ夢じゃないかと思ったほどだったそうです。

そして、2010年6月13日、無事地球へ帰還することが出来「小惑星イトカワ」からサンプルを持ち帰ると言う快挙を成し遂げたわけですね!(^ω^)

このはやぶさエピソードは、飛不動の御利益と言われています。

てか、科学者も神頼みとかするんですねwwwww

科学分野の方々は、こういう根拠のないことに懐疑的なんだと思ってましたw

4. アクセス

飛不動尊へのアクセスですが「東京メトロ日比谷線三ノ輪駅」1b出口を出て、徒歩8分くらい。

お寺自体が住宅街にあって気付きにくいので、ナビアプリなどを使うと行きやすいと思います!(^ω^)

5. 山門

こちらが飛不動尊の「山門」です。

赤いのぼりと白提灯が江戸っぽい雰囲気ですよね(^ω^)

で、手水舎なんですが、参道沿いではなく境内の右後ろ側にあります。

境内に入るとすぐ左に本堂があるのでついそっちに行きがちですが、その対角線上(真逆)に手水舎がありスルーしそうになるので注意してくださいねw

手水舎はつくばいみたいな形をしてました。

ていうか、つくばいでしたw

6. 本堂

そして、こちらが飛不動尊の「本堂」になります!

こちらの本堂は昭和52年(1977年)に建立されたお堂だそうです。

そして、山号が書かれた額の隣には、なんだか妙に男心をくすぐる大きな「倶利伽羅剣/くりからけん」が飾られていました。

こういうの見ると、構えて振り回してみたくなるうwww

男ってのは木刀とかビームサーベルのおもちゃとか「剣っぽいもの」を持つと、いくつになってもわくわくしちゃう生き物なんですよねw

剣の右側には「はやぶさ」帰還時の光跡をとらえた写真が奉納されていました。

剣をぶん回したい欲を抑えつつ、本堂の中を覗き込んでみます。

正面にお不動様がいらっしゃいますね。

「飛不動」って言うくらいだから、雲に乗ってたり、背中に羽とか生えてる不動像なのかな?( 'ω' )

とか思ってたんですが、実際羽は生えておらずどちらかと言うと、

\エッヘン!/

って感じでしたw

マントとか着けてても違和感なさそうなフォルムwww

本堂では震災で亡くなった方へ向けてお祈りを済ませ、続いて境内を見ていきます。

7. 下谷恵比寿神

本堂の左手には、「下谷七福神」の恵比寿神が祀られたお堂があります。

「下谷七福神」とは、鶯谷から三ノ輪にかけて一社六寺を回る七福神巡りのことで、昭和52年(1977年)から始まったんだそうです。

結構歴史は浅いですねw

こちらのお寺はそのひとつで「恵比寿神」を担当しており、寺務所では恵比寿神の御朱印も頂けます(^ω^)

8. 境内の仏像

飛不動尊の境内には、いくつか仏像が置かれていたので、そちらもご紹介していきます。

・羅漢

こちらは恵比寿神のお堂左手に置かれていた「羅漢像」です。

なんか、熱燗とスルメで一杯ひっかけてそうな居酒屋の構図…w

羅漢とは「修業を完成し尊敬に値する人」「悟りを開いた人」と言う意味で、真理を得た聖人に与えられる名称ですね。

詳しい羅漢の意味についてはこちらの記事に書いています。
関連記事:300体の羅漢像が圧巻!目黒【五百羅漢寺】行ってみた!ぶらり寺社巡り

・洗心童子

こちらは恵比寿神のお堂右手に置かれていた「洗心童子像」です。

高幡不動にもいましたねーw
関連記事:関東三大不動のひとつ!日野市【高幡不動尊 金剛寺】行ってみた!ぶらり寺社巡り

別名を「お掃除小僧」とも呼ばれていて、

「掃けば散り はらえばまたも塵積もる 人の心も 庭の落ち葉も」

と、詩と一緒に置かれていたりする像なのですが…

そもそも、これって仏なの?w

・金剛力士 (仁王)

こちらは説明不要ですね!

よくお寺の門の左右に立っていて、怖い顔をしている「金剛力士/仁王」と呼ばれる天部の神様です。

外敵・魔を払い、仏法を守護する守護神とされています。

・六地蔵

そして、手水舎の隣にはなんか可愛いらしい「六地蔵」が置かれていました。

六地蔵とは、地蔵菩薩の6分身のこと。

生前の善悪行為によって、人は死後「地獄・畜生・餓鬼・修羅・人・天」という六道を輪廻転生すると言われており、六道それぞれに救済のために配される6体のお地蔵様です。

なんと慈悲深いんだあ…(´;ω;`)

・如意輪観音

そして、本堂の右手前にあるのが、こちらの「如意輪観音/にょいりんかんのん」です。

こちらの仏様は、観音菩薩の変化した形のひとつで、如意宝珠と法輪の力によって民衆を救済するという菩薩様です。

僕はいつもこの仏様を見ると、

すげえ気だるそうだなあ…

って思っちゃうんですよねw

だって、もしこの体勢にセリフを加えるとしたら、

「あー、だる…」

って感じしません?w

9. お百度石

参道から境内に入る境界辺りには、こちらの「お百度石」がありました。

こちらは百度参りをする際に、往復した回数の目安として設置されている石の柱ですね。

回す石輪には数字が刻まれていて、回数が分かるようになっていました。

10. 御朱印

最後に、こちらが頂いた「飛不動尊の御朱印」となります!

やっべえ!かっけえ!

躍動感すごくない!?(゚∀゚*)

まさに「飛翔する不動明王」を表したかのような御朱印!!

こういうの…大好物ですw

初穂料は400円。

護摩受付時間が午前8時〜午後6時30分らしいので、その時間内であれば御朱印を頂けるんじゃないかと思います!(^ω^)




というわけで以上、台東区にある「飛不動尊 正宝院」をご紹介しました!

これで都内にある不動尊の有名どころは、ほぼ回れんじゃないかなー( 'ω' )

江戸五色不動の6箇所の不動尊をはじめ、等々力不動尊や高幡不動尊、深川不動堂にも行ったし。

あとは、都内から出て千葉の「成田山新勝寺」や、神奈川の「雨降山 大山寺」にもその内行ってみたいですねー♪(^ω^)

と…遠いけど…(´-ω-`; )

飛不動はその名前もさることながら、御利益もすごく珍しいお不動様なので、空路で旅をする際には参拝しておくと安心かも知れませんね( ´ω` )ノ

そこまで大きな不動尊ではないですが、優しい雰囲気のお寺ですので、お近くに行かれた際には是非!

ではまたー!

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飛不動尊 正宝院
〒110-0012 東京都台東区竜泉3丁目11-11番11号
TEL:03-3872-3311

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